山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

知ってた?乳児にハチミツは危険だって!

2018-12-29 14:54:14 | お知らせ・情報
年末、何となくテレビを観ていたら、消費者庁のアンケートのことを放送していました。少し前に興味があってアップしたことがありますが、年末になって帰省し、多くの人達でにぎわっている中で、蜂蜜を与えてしまう事がないよう、再度消費者庁のホームページから引用してのアップです。

甘くて美味しいハチミツですが生後1歳未満の乳児には与えてはいけません!乳児ボツリヌス症を発症することがあります。特に乳児のいるご家庭や児童福祉施設等は、以下を参考にしてください。
普段乳児のお世話をしていない方への情報提供も重要です。
ボツリヌス菌は、乾燥や熱に強い「芽胞(がほう)」を形成する菌で海、川、湖や土壌に広く存在しています。「芽胞」は、酸素の少ない状態で発芽して増殖し、極めて強い毒素を産生します。また、芽胞の状態では、一般的な細菌と異なり、100℃数分間の加熱でも生き残ることがあります。
生後1歳未満の乳児においては、腸内環境が成人とは異なり、腸管内でのボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすいとされます。ボツリヌス菌は、芽胞を形成しますが、この芽胞で汚染された食品を乳児が食べると、腸管内で発芽、増殖して、毒素を産生して乳児ボツリヌス症を発症することがあります。
症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
大人の場合、ボツリヌス菌が体内に入っても、他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、問題になることはありませんが、乳児の場合は、腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうことがあるからです。
生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません。ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えましょう。以下の機関のHPでも情報が出ていると思います。
食品安全委員会(ボツリヌス症やボツリヌス菌による食中毒について※PDF)、厚生労働省(ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。)、農林水産省(赤ちゃんを守るために「食中毒をおこす細菌・ウイルス・寄生虫図鑑」のボツリヌス菌)、消費者庁(子どもを事故から守る!事故防止ポータル)

年末には、子どもを連れて帰省される方も多いのではないのでしょうか。子どもが触ったり、誤飲したりすると危険なものがないかをよく確認し、滞在中は子どもの目に触れない、手の届かない場所で使用・保管するようにしましょう。また、それらの対策が難しい場合は、その危険性を家族で認識・共有しておき、子どもの行動に気を配り、目を離さないようにしましょう。
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