情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

日常経験する潜在意識

2020-12-02 09:41:56 | 情報と物質の科学哲学
自由意志の実験を行ったリベットの解釈は、潜在意識の存在を無視したため間違っていることを指摘しました。

ところで、私たちも潜在意識を経験します。

例えば、顔はすぐ浮かぶのに名前が出てこないことがよくあります。
あれこれ考えて出てこないので一旦あきらめます。
数時間たって何かをしているときに突然その人の名前が出て来ます。
物の名前でも同様な経験をします。

これらの事実は、脳内では潜在意識に関わる神経回路が常に働いていることを証明しています。

従って、リベットの解釈のように単純に自由意志を否定することは間違いです。
被験者は、リベットから実験の趣旨を聴いた瞬間から潜在意識の神経回路が働くのです。
その結果、被験者が動作をする前にニューロンが発火しても矛盾しないのです。


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