「見て~」と
カメラに向かって「はい、ピース」
親指立てて「いえ~イ」
虚空を漂う脳の働き。
何と勿体ない時空と言うべきか、残念な時空と言うべきか、愚かしくも情けない時空と言うべきか…
只、これも人類脳進化発達過程に於ける一昏迷であってみれば如何とも… 一刻も早い覚醒を願う…
この所作を子供達にさせてはならない!強要も誘導も物真似も。今すぐ止めよう!止めさせよう!
この所作が社会に蔓延し始めて以来数十年間、お花畑・愚民化・国民総白痴化へ向けての拍車が掛かって来ていたのである。気付かぬ内に国民はドンドン馬鹿・パ~になって来ていた…その原因の一つである。と言うよりもむしろ白痴化が進む戦後日本の中で、これもまたマスコミより端を発し、それが瞬く間に国民の間に広がり定着してしまった現象の一つであろう。
何かというと国民挙って猫も杓子も「イエィイエィ」「ピース」である。
しかし、そんな中でも珍しく全く動じない方もおいでだ。頑固な人、変わった人ではなく「自己確立した信念の人」である。
自己喪失
「イエィ」「ピース」などを遣る時、精神は二分化され散乱する。
気持ちは前に出した手に集中はするが安定せず、腹・胸・体の芯、所謂 ”肝っ玉”は指で作ったVサインに隠れるかの如く後退し無力化する。詰り、自己不在。白痴化である。
実際に自分で試そう。考えよう。
ピースサインをした折に気持ち‐気合いがどう変化したか。力の入り具合はどうであったか。
また、グウ(握り拳)ではどうなったか。
その他のことも試しながら気持ち‐精神の有り様に思考を進めていこう。
そして、子供達とも説明を加えながら話し合い、それらの所作を直ちに止めさせよう!考えさせよう!そして、覚醒へ!導く!
※ 日本はおろか世界中が、マスコミ特にテレビ普及以来それによる悪影響で白痴化の道をまっしぐらに進んでいる。ネットに於いても根本(画像および動画が脳に及ぼす致命的な悪影響)は変わらない。
我々人間皆の体験は、『洞窟』の中において、壁面・スクリーンに映し出された映像・虚像を見ている-感覚している-のに過ぎないのである。― 真実真理ではない。その影を見ている。
ー それより構築される思考、思惟、思索。詰り、我々の考え、我々が存在する社会全般の考え、全ての社会思潮、社会通念、社会常識等は虚構より成り立っている。…
人類進化完遂を目前に控え苦悩と昏迷に苛まれる人類。それが「今の時代」なのである。