権力
麻生氏は29日夜、都内の講演で、ナチス政権時代に言及する中で、「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。あの手口を学んだらどうか」などと述べた。
彼は、これを発言した折に政治生活の中での苦節数年の屈辱をやっと晴らせたとほくそ笑んだ事だろう。
自民党が与党に返り咲き、さぁ~、これからは、自己もしくは党の利益のためには国民を犠牲にしてやりたい放題するぞ~、と、あろうことか天に唾を吐いたのである。
旧態依然とした自民党の姿勢が垣間見える。
やれやれ、そこまで、はっきり意志表示するか?
経営者のワンマンは、会社のみにしたら?それとも祖先の血がたぎるのか?
これから先、政治が油断ならない事を国民は危惧する。
ある日、目覚めたらあらゆる法制が変革されていた。
この調子では、罰則は重く方針に逆らえば打ち首かもしれない。
正直、彼の周辺の会社の人事、組織情報を知りたいと思った。
このような発言が出てくる背景には、揺るがない自信の裏には、なにが隠されているのだろうか?
世界中に波紋が及び8日1日に麻生太郎副総理兼財務相が発表したナチス発言撤回に関するコメントを公開した。
7月29日の国家基本問題研究所月例研究会における私のナチス政権に関する発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾である。
私は、憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えている。
この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪しき例として、ナチス政権下のワイマール憲法に係る経緯をあげたところである。私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい。
恐らく自身の本意ではないコメントを読み上げながら保身のみを考えていたはずである。
しかし、自身の釈明を他人の模範解答に任せる無責任さには辟易する。
自分は、国民の知らぬ間にごっそりと憲法改正をするのが理想である、面倒な民意は不要で思うがままの憲法を直ちに施行させたい。
あれだけ短絡的な発言には、これぐらいの釈明が良く彼の個性も生かされる。
現憲法が勝戦国の論理、視点で施行されていて、隷属国からの解放への改正には賛同であるも、ヒットラーを崇拝しているとなれば、それよりも悪法に改正されるのではないかと憂慮するのである。
この国に真の政治家は居ないのか?
それとも国民の目が節穴なのか?
自民党の先も、そんなには長くなさそうなので、ミックスジュースの出されている内に持ち株を売りに出すのが得策なのかもしれない。
それはともかく、東電の原発は米国産で部品がないから修理出来ないと聞いたけど・・・ほんまか?
ゆえに遅々として復興が進まないらしい。
設置時の危機管理の無謀さには唖然とさせられる。
原発作動の周辺海域では、漁が禁止されているのだが、国があまりにも安全を強調するものだから、威風堂々とした体格で長生きすると気を良くしていた定年後の元公務員が、日常的に漁を繰り返し、海中に潜ったりして大漁自慢をしていたのが、癌を患い即死状態で帰らぬ人となった。
あまりの衝撃に元同僚らには戒厳令が敷かれているという。
死因、難病の原因などは、どうにでも作文出来るが、国益、国際間の不利益の為だけに国民を犠牲にしてはならないのではないのか。
そしてまた、社会正義伝道のはずのマスメディアが、これらの件に関して一致して静かなのも気にかかる。