協議離婚サポートブログ 東京都杉並区の行政書士瓜生和彦 離婚協議書、公正証書の作成サポート

日常生活は平凡なのですが、離婚とか相続とか、日常とは違う相談を受ける行政書士が、離婚の情報と仕事の合間に思うことを発信。

公証人のスタイル

2010-03-12 15:31:00 | インポート

遺言を公正証書で作成する場合には、公証人は、その公正証書の内容を本人および証人の前で読み聞かせて、内容に間違いがないかを確認します。公証人は、これを「読み上げる」ということがあります。遺言の場合には、ここまですることを、確か法律の解釈として要求されているはずです。

それでは、離婚の公正証書の場合にはどうかと言うと、公証人によって様々です。

遺言のように「読み上げる」公証人もいらっしゃいますし、なかには「約束は守ってあげて下さいね。」などというお話しをされる公証人もいらっしゃいます。また、「読み上げ」はせず、挨拶だけをなさる公証人もいらっしゃいます。さらには、公証人はお顔を出さず、事務の方(といっても「書記」という立場の方)が処理する公証役場もあります。

この様に、公証人にも、その先生のスタイルがありますが、当事者の方々としては、「読み上げ」をして頂ける方が、公正証書の有難みを感じるかも知れません。

もちろん、公正証書の効力には違いがありませんし、公証役場に行って公正証書を作るというだけで、十分に緊張感がありますから、それだけで金銭を払う方にはプレッシャーになるはずです。