[参院選]候補予定者の「声」配信
立候補予定者の動画を撮影する来山会のメンバー(22日)
今夏の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁されることを受け、県内の若手議員でつくるグループが、山梨選挙区から立候補予定の6人の主張を動画でネット配信する企画を準備している。6月初旬から配信する予定で、同グループは「候補者全員の声と姿を見聞きしながら主張を比較できる。投票の参考にして」と呼びかけている。
配信するのは、県内の県議や10市1町の議員計21人でつくる「未来の山梨を拓く議員の会(来山会)」。若い世代に政治や選挙に関心を持ってもらおうと企画した。
動画には、参院選山梨選挙区に立候補を表明している6人全員が参加。同会が用意した五つの質問に対し、候補者が2分以内で自身の考えを話す動画がネットで配信される。質問内容は、憲法改正や山梨の日本の中での位置づけなどで、「参院選の争点となりそうな質問や、国と地方の関係性を問う質問を設定した」(同会)という。
動画は各候補とも1問ずつ配信されるため、「見たい箇所だけ見られる」のが利点。公示後は、候補者が自身をPRする「有権者に伝えたいこと」の動画も追加するという。
同会会長の長沢健・富士川町議は22日、県庁で記者会見を開き、「候補者の声を聞いてもらい、より多くの人に投票に行ってもらいたい」と話した。
公開は6月4日前後。動画の配信ページは、http://seijiyama.jp/statesmen/movies/saninsen2013/yamanashi/
(2013年5月23日 読売新聞)