
だから、そうじゃなくて

昨日、ナルーの選手達(ロング班とミドル班)にギアの話をしました。
私は自転車乗りではないのでギアのパーツ的なことは全く分からないので、一般的な考え方でのギアの話です…
競技で使用される自転車(トライアスロンやロードレース)のギアは前後にあり、それを組み合わせながら、路面状況や傾斜、選手のコンディションや天候といった様々なシチュエーションに合わせてギアを変速していきます。トップレベルになればなるほど、その使い方は複雑で、どのギアの組み合わせが一番チカラを発揮できるのかを各選手が自分自身で把握しているのだそうです。ママチャリのようにギアがない、或いは少ない自転車では競技には向かないのはそのためです。(※逆に競輪競技用の自転車にギア変速機が無いのは…単に軽量化の為だと思われます。また、選手の脚力や技術が直接ペダルからチェーンに伝わるようになっているのかとも思われます。)
泳ぎの中にも幾つもの「ギア」が必要なのです。
ギア、即ち泳ぎに例えるのであればテンポとかリズムのことです。
レース時のギア…例えば50mの時のギア、800mの時のギア。そして、練習中のギア。
練習中にレース時と同じテンポ或いはそれ以上の負荷をかけて動かしていないと、いざレース時にそのテンポに上げようとすると、オーバーワークになり後半がもたなったり、下手をするとチェーンが切れたりします。そう、関節や筋肉を故障したりしてしまうのです。
だから、練習中から高回転高負荷のトレーニングを効果的に入れていかないといけないのです。
また、ナルーの練習では、練習強度に応じて10種類のカテゴリーに分けて記載しています→trainingsystemcategory.pdf
イージーとハードしかないような練習ではなく、「サジ加減」を自分でコントロールしながら練習するようにしているのです。チームによってはもっと細かく分けてやっているところもあると思いますが、中高生が中心のチームでは10種類で十分だと考えます。むしろちょっと多いくらいかもしれません。
そんな話を昨日の水中練習後のミーティングでしたんだけど…(ショート班は休みだったし)、あまり今日の練習に活かされてなかったみたいなので、こうやって書き残しておくことにしました。備忘録みたいなもんですかね。
練習にもレースにも、はたまた日常生活にも「ギアチェンジ」は必要です。
毎日、毎回トップギアじゃ身体もアタマも持たないですからね(^^ゞ
たまにはマジメなお話でした
では
