心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

続・クライアントが求めるものは・・

2006-10-28 15:34:38 | のほせんの心理カウンセリング
「感染」状態にはまってしまったら、

もう観察も分析もできなくなり、

そのショックからそのままカウンセラーを辞められた人もいました。

そういったことではけっこう危険な職業かなとおもいます。


心の病の構造は、みなさんが思っているほど甘いものではなく、

みなさんが考えているほど怪奇なものでもありません。


症状(結果)があって、

根の深いところで原因が見つかるのですが、

これ自体の構造はむしろ単純な因果関係に依る場合が多いのです。


カウンセラーにはこのあとどうすれば立ち直れるのかも見えています。


しかしここからがクライアントとの正念場に入るわけです。

というのも、どんなクライアントも

一見「正当な自分」というものをつくり上げているからです。


「正当な自分」ということで少し余談になりますが、

それがどんなに風変わりな理由がくっ付けられていようが、

真剣に「そう考えている自分」を手離さないケースもたくさんあります。


「大きなホクロがあったので親を永くうらんできた。

そのホクロをレーザーで除いたけれど、かすかに痕が残ったから、

それが気になって外に出たくない!」とか、


「自分は臭いので人前に出たくない!」とか、真顔で言われます。

(つづく)




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