心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

続々・クライアントが求めるものは・・

2006-10-30 18:21:03 | のほせんの心理カウンセリング
「私はそんな妙な言い訳をしていない」

とおっしゃる大勢の方にも、多かれ少なかれ、

人はこのような「自己解釈」を無意識に行なっているものなのです。


ですから、

この種のスキゾフレーニー的な心的領域は、

じつは誰にも起こり得ると考えておく方が自戒にもなるわけです。

他人のことだからよく見えるだけのことで。・・


当のクライアントは、

そのような一種の強迫性不安を抱えていて、

「本当のこと、事実そうだ」と言ってなかなかその考えを変えようとはしません。


「ではなぜ? 変えようとはしないのか」ということが

「心の学」の核心の部分でもあるとおもいます。

そこに潜んでいる心の病は、

じつはけっこう重くて、

根深いものを抱え込んでいるように考えます。


--「そう考えている」ことが、本当に不都合であれば変えてもいいはずですよね。

--でも一見他人からは不可解で不都合に見える考えが、

 当のクライアントにとっては、

 「その考えを抱えた自分」の方が「都合が良く」て、

 「安心していられる」のであろうと考えればどうだろう。


--つまり、「不都合を抱えた自分」を手離したくない、

むしろそれは

 「必要な難儀」というべきものではないだろうか?

ということになる。

(つづく)



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