( 虐待する心の闇 )
こんにちは 大木です。
このあたりは 去年の台風の爪痕がまだのこされていて
生きづらい日常がどんよりとただよっていますが、
みなさんは いかがおすごしでしょうか?
また 花粉症などアレルギーの症状があらわれる季節に入ってゆきますので、
副交感神経の過敏・昂奮を前もっておさえるために
ぎんなん先生の井穴刺絡療法をぜひ小まめにおこなって
セルフ・コンディショニングにつとめましょう。
-- さて前回では、なんとも痛ましい「女子児童虐待死」について少しのべました。
ブログの閲覧者からも きびしい言葉が寄せられています。
まったくそのとおりで、周囲の当事者たちの「不作為」(サボタージュ)には
だれもが唖然とさせられました。
教育現場がすさまじく荒廃していて、もう破綻情況を呈しているのだとおもえます。
この前にもうしあげたように、かれら当事者は
「虐待」ということの「本質」をまったく理解しないまま
「 しごと」をしてきたことがうかがえるとおもえます。
それではいったい 「虐待」する親 (この場合主に父親) とは どのような人間なのか?
虐待の始まりを見つけて追求するよりも
はたして虐待する親はそもそも 子どもをどのように考え、とらえているのか?
ということを理解しなければなりません。・・・
-- 元来、日本人はその親子関係において
精神的な関係意識が 「無自覚な密着」意識を連綿ともちつづけてきています。
すなわち、親は子を分身のようにしてかかわってきましたし、
子どももそんな親から精神的に自立することがかなわなかったわけです。・・
これが「他者とじぶんとの距離はないもの」だとおもう
社会的な関係意識にもひきのばされていき、
そのために なかなか適当な関係意識が分かりがたく
近づきすぎたり、反対に疎外感にさいなまされたりと
大人になっても、とくに近代以降はこのことから
精神の不安緊張症が諸症状となって発現するようになりました。
つまり、「相反する意見」や「気に入らない相手」がいると
「過剰に敵意や不安緊張」をいだくことになったり あるいは
昼食時にひとり隠れて弁当をたべることになっていたりします。
この関係意識の不明・分からなさは
「だれもが自分の思いをわかってくれているはず!」 という
もともとの「密着」した関係意識が崩され
孤立していく現実の過程でおこります。
ましてや なおさら閉塞する現代社会では
過剰に緊張・敵意や社会病理としてあらわれてきます。・・・
-- そして4年生だった女子児童の人生を葬った父親も
「分身であるはずの娘が
じぶんの思いを分かっていなければならないはずの娘が」
「(こんなに思っているのに) どうしてきちんと言う事をきけないのか?」
「父親をバカにしてるのか? いやそうにちがいない!」 と、
怒りをつのらせて暴発していきます。
無自覚な(= あたりまえのように )「子への密着ゆえの怒り・憎悪」が、
とめどなく もはや制御不能のようにあふれでている。
もちろん、この父親は暴発にいたるまでに永らく
社会不安緊張から免れようのない「うつ病」をかかえてきているとかんがえられる。
DV・虐待行為にはかならずうつ病がかくされているものだ。
鬱特有の、不快ホルモンの横溢からくる無呼吸症状からのがれようとして
一時しのぎのドーパミンを手に入れるために
無意識の鬱破りの破壊的行動に走るのだ。
つまり彼は もとから抱えるうつ病からいっとき逃亡するために
じぶん勝手な「 しつけ」 の行為をくりかえしていたものとみとられる。
しつけ・暴力が快感をともなう鬱破りの方法であることを知り
そこにますます依存するようになっていったのだろう。・・・
また母親も逮捕されたようだが、これこそ
「両親が互いに愛しあっていないとき、
その子どもに ( 無意識にも ) 憎悪が向けられる!」
かなしき事例というほかない。・・・・・
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一方で、医療側は虐待する親の心の病気を
治療していかないとねー。
放ったらかしでは.....