心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

心の悩み・病のクライアントが求めるものは、・・

2006-10-28 09:34:01 | のほせんの心理カウンセリング
カウンセラーとクライアントとの関係でいえば、

友好的でリラックスした状態をつくることは大切なことです。

そこにもっていくだけでもたいへんといえばたいへんです。

そのうえで、カウンセラーはクライアントの話の内容をていねいに解きほぐしていきます。

つまり、このときのカウンセラーの頭の中では、

クライアントの言葉の現実からの乖離性、脈絡の整合性をまず観察して、

つぎに、

「クライアントは何をどのようにしたいのか?」

「その望み・欲求は社会性に適合しているか?」

を観察します。


言い換えれば、

「この人は現実社会をどんなふうに見ているのか?」

「どんなふうに見えているのか? 見えていないのか?」

を観察するわけです。


それを観察するのは

心の悩みをもつ人も、

すでに心の病を現している人も、

どこかに現実からの逃避や退行の意図・欲求が無意識に隠されているからです。


この観察・チェックをしっかりやっておかないと、

クライアントの「主観的な解釈」話しにカウンセラーがひきこまれてしまって、

いわゆる「感染」状態にはまります。

(つづく)



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