心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

コピペ人間と 左脳失調

2007-04-30 09:21:05 | 現代日本および世界
ネット依存や、「コピペ思考」パターンの落とし穴が
いよいよリアルな問題になってきていることが、
日経新聞に取り上げられている。

ゲーム依存は以前から警告を発してきましたが、

あらたに「コピペ人間」が問題となってきている。

ネット上の検索データベースの情報をなにも考えずに
コピー・アンド・ペースト=頭に貼り付け、自分で考えたことにしている人が増えているという。

記者が言うとおり、
「考えるより先に検索する」ことの危険、
情報を見極める力がなければ本当に危ないし、
平気で間違えたまま進む人を増殖していることになる。

わたしの見ている範囲では検索情報の中でも、
知的なカテゴリーほど玉石混交の状態のようにおもえる。


それと、もう一つ衝撃的なことが報告されている。

小学校の授業で先生が
「一番上に名前を書いてください」と指示した時に、
何人かの生徒がその言葉に反応しないので、

理由を尋ねると「先生、今なんて言ったの?」と聞き返されたという。

よそ見をしているわけでもない。
ちゃんと先生の方を向いているにもかかわらず、
「聞いているのに聞き取れない子どもが増えている」という。

これはみんなが感じているより「はるかに危険な兆候」なのだと訴えたい。

左脳の聴覚野と言語野がすでに失調してきていることを示しているからだ。

聞いている言葉を左脳で理解し、
それを右脳で意味のイメージとしてつくることが出来なくなってきているわけだ。

脳科学者が、それを視覚中心だからと見解を述べているけれども、
原因は明らかにただの視覚ではなく、ネット視覚中心だからである。

それについては川島隆太さんがずっと以前に
「モニター画面の脳活性不全」を実験されている。

ゲーム中には左脳がまったく働かないということを。


この生徒達を放っておけば、
この先コピペ人間としてしか
やっていけないのは明らかだ。・・・



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