心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

だれもが心を病んで当然な被災の民を薬漬けにしてよいのか!

2013-03-25 09:17:32 | のほせんの心理カウンセリング

こんにちは、のほせんです。

むかしは 「木の芽時」といいましたが、この時期

現代では 花粉症の季節となっています。

最近のアレルギー症状の増大に気をとられて、みなさんはあまりお気づきではないようですが、

どちらもひとの心身に多少の異変をよびおこす点で共通しています。

あるいはこれは、ヒト(すくなくとも日本人)が太古からかかえている生理とその現代的変移というものかもしれないですね。

ついでにいえば、中国からの黄砂なども、今にはじまったわけではないようにおもわれます。

「春霞」という言葉がそれなのではないかと。・・


いずれにしても冬から春に移る時期、 自律神経が「副交感神経亢進」の状態がつづくために

精神の解離や、アレルギー発現となってあらわれるとおもわれます。

ただこうしたある種の症状といえるものは、ヒト(日本人)が本来的にかかえているもので

いわば自然の系の哺乳類につらなるヒト(日本人)の生理の進化の過程のかたちだとみなせます。


ところで、はなしをこの国の現実にむけますと、

被災地東北の知人から最近、つぎのような訴えをいただきました。・・

- 「妻の知人が精神科医から統合失調症といわれ、3ヶ月入院したが、

処方される薬の副作用がひどいので、止めたいと言っている。

どのようにアドバイスしてあげればいいのか?」

よく聴くと、

その方は 「三・一一の津波で、娘さんを亡くされた」 ということでした。・・・

娘を亡くした親が どんなにはげしく 

みずからの心を 痛め さいなみ 

あげくに 狂気を 得たとしても

だれが それを とがめられようか

その方の 狂気にいたる葛藤を 知るよしもない医者が

薬屋のために 脳をいじりまわす処方をしたところで

毒にこそなれ、一人として救うことなどできはしない。

まわりのひとたちにできることといえば、

その方を 
その方のすべてを

受け容れて ともに支えあい はげまし合って

生きていくことのほかにはない。・・・・・


その方は、まだ心身が破綻していないがゆえ

副作用に自覚されて、苦悩をうったえられておられるのであって

ただちに過大な副作用の脅威からのがれるためには、 まず

薬依存の考え方をあらためていくほかはない。

壮烈な 心の葛藤と苦悩のなかで、

薬がその方に 何かの助けになることなど 金輪際あるわけもない。

むしろ そこでは 

狂気をかかえないものなど ありえない。


また、そんな世界に 「癒し」を謳う安直なハウツー・マニュアルなど通用するはずもない。


いわんや、
個としての 人間を 軽んじつづけてきた 政治家、資本家、学者、芸能・マスメディア資本が

いま、その本領を発揮して 

いよいよ 人をはずかしめ 貶めて 恥じることもない。

ましてや 被災した民に 

本心からおもいを馳せるものなど いようはずもなく

あるのは 
恩着せがましい「 絵になるフッコー」報道と、うそ臭い「 絆 」キャンペーンだけである。

わたしたちは いまやもう ほんとうに それらと決別し 

個の尊厳をもとめて おたがいをささえ はげまし合いながら すすんで行くだけである。

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