心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

ギャンブル依存症を生む最適な日本の環境

2014-08-23 17:06:26 | のほせんの心理カウンセリング

こんにちは、のほせんです。

この夏の天候不順にはこまったものですが、

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

災害に遭われた方々には心からお見舞いもうしあげます。

先日また、東北被災地のAさんから珍しいお魚を届けていただきました。

すこしでもお元気なご様子がうかがい知れてありがたいのですが、

お心遣いが身に沁みて、恐縮するばかりです。

さて、先だって
「ギャンブル依存症の疑いのある人が500万人超!」ということが

驚きをこめたように報道されていました。

「成人の5%に上り、世界のほとんどの国が1%前後にとどまるのに比べて

日本は非常に高い割合だ」と、厚労省研究班が警告するにいたったということです。

いったいこの数値を誰に示して、誰に警告しているつもりなのか?

それなら、どう対応しようとしているのか? 高給取りのお役所しごとはこれでおしまいなのだろうか?

ギャンブルをしない人が何人いるのか?

それが分かればギャンブラーが依存症に至る割合がおのずとはっきりする。

だがむろん、お役所しごとが正確な数値であるという保証はない。 あるいは

もっとおどろく数値が出て困りはて、おとしどころをわきまえはった数値なのかもしれないし。

報道解説にあるように、ギャンブル依存症には「薬物による治療法は確立されておらず」、

きわめて厄介この上ない心的な病にはちがいない。

端的にいってしまえば、ギャンブル行動は「現実逃避」の行動である。

すると、それならば現実逃避する「動機」がそれぞれに個別に存在するはず。

こうして、カウンセリングは端緒をひらいてゆきます。 が、

もっと手っ取り早い結論をいうと、この国のギャンブル場を無くせばいいわけです。

かえって、地下にもぐってしまうという危惧より、絶対数の激減が見込めるほうを是としたい。

なぜこれほどに過激な物言いをえらぶのかといえば、

公認ギャンブル(宝くじも)が「美化の妄想」をうえつけて、庶民からなけなしの金をかすめ取ることと、

もっと重大なことは、「賭けごと」というものの本質が現実逃避の妄想の固着であり、

人間のものの考え方を、「つぎは勝つだろう」という根拠のない妄想癖へと、心的な病理へと誘うものだからです。

賭けることは、はじめからじぶんの小さな破綻をくりかえすことを免れないものです。

この破綻に慣れ親しむことから、しだいにより大きな破綻にも慣れ、

ついには極大の破綻へと走ってしまうことが、ギャンブル依存症の本質的な構造というものです。

この国ではさらに世界の人でなし拝金主義者のまねをして

博打場を「統合型リゾート施設」などといいかえて、カジノ利権で大儲けをたくらむ輩が腐臭を放っている。

この連中が先のギャンブル依存症の報道に怒ってお仕置きをしたのだろう。

あれ以来、何の関連記事も見当たらなくなった。

こうしてますます、この国は支配層から庶民まで精神を病んでいくことになる。・・・

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