こんにちは、のほせんです。
つよい寒気が列島を覆っています。
いつまでも明けないこの国にはお似合いなのかもしれない。
能天気なうえに人でなしのエライ人たちが大きな顔で(じっさいデカイ!)、
闇夜の国を仕切っていて、時代はどんどんわたしたちを生き難くしてゆこうとしています。
さて、イスラム国を挑発した二人の真意はともかくとして、
ついに遠く彼の地で日本政府に救われなかった後藤さんと湯川さんに
心から哀悼の意を捧げます・・・
二人目の後藤さんが処刑されたあとに、顔のデカイ、エライ人がこう発言している。
「国民の命、安全を守ることは政府の責任であり、最高責任者は私だ。
結果として2人の日本人の命が奪われたことは誠に無念で痛恨の極みだ」・・・
みなさんもおわかりでしょうが、この発言を通訳するとつぎのような意味になります。
「わたしがいちばんエライ責任者だが、この責任は取らない。
何か交渉しているフリをしていただけだから、
結果的にというか、当然ながら二人は救えなかった。
悪いが誠に毛ほどの痛痒も感じていません。グスッ」・・・
また、こうも言っている。
「テロと戦う、日本の国際社会での責任を毅然と果たしていく。
今後も国内外の日本人の安全に万全を期す」と。・・・
この首相はじぶんのしたことと真逆のことを平気な顔して言っている。
-- まず戦い(交渉)に敗れたこと。
-- 今後も何も、今のいま日本人の安全に万全を期さなかったこと。・・
いちばんエライこの人がおどろくほどの欺瞞的な分裂症的な発言をする理由・動機は、
もとより、かれの頭の中には「実行すべきシナリオが大前提にかかげられている」ために、
すべての現実の事象をむりやりねじ曲げて、字面だけを装うほかないからであろう。
二人が拘束された昨年のうちに独、仏のように身代金と交換で救出できなかったのはなぜか?
ましてそのあと、イスラム国を挑発するようにのこのこ出かけて
2億ドルのバラマキを自慢げに演説したのは、だれのシナリオ?
まさかこれが「国際社会における責任」だというのではないだろうね?
ならば、そんな寝言を本気で話す間抜けな首脳など
あんた以外に国際社会には一人もいないということ。
そんなことより、さっさと自国民の救出を本気でやってのけるのが一国の代表の成すべきことにきまっている。
現にいちばんエライひとの媒酌人だった福田元首相も
人命第一といって、周囲の幼稚な利敵非難の声をふりきって大勢の人命を救っている。
そこで、またテロルが繰りかえされるという理屈は、支配者の側のもので
圧倒的な武力で他国民の頭上に爆弾を落とす「有志諸国連合?」が唯一正義であるとは冗談にすぎない。
まだ国の体を成していない生まれたての集団を相手にイスラム凶悪プロパガンダで「紛争」をおこす、
この「正義の仮面をかぶる連合」こそ 何をたくらんでいるのか?
仮に、あのエライひとの寝言が本気だったら、
まったく「国際社会病症候群」とでもいうしかない、日本の病理を代表している。
だが、うがったとらえ方をするまでもなく、あきらかに
はなから、拘束された二人の命の代償を念頭においたうえでの
故意にする、次なるシナリオ展開への仕掛けとかんがえるほかないようにおもえる。
なぜならこのエライひとの口からは、美化の妄想と人でなしの政策しか出たためしがないからだ。
どうにもこうにも、誠意が、実が、金輪際カケラもみられない、
「全力でしっかり」「毅然として」「お約束いたします」ばかり吐くロボットのようなエライひとだから。・・・
-- それにしても、このいちばんエライひとがここまで平気でわたしたちに向かって
あまりにも愚弄した(むしろ病的な)発言をする胸中には、
「いや、それでもいけるんだ」と見切って、高をくくっているところがあるからではないだろうか?
それはかれの、この時代に対するある種の悪の直感に根ざしたものかもしれない。
なめられたもんだが、それほどに、この時代が
個々にとっては危機的な局面にあることを示唆しているのかもしれない。・・・
そういえば、
最近のたび重なる少女による「殺人欲求型」事件には、
すでにこの国の個々が、
自己の破壊衝動の葛藤のタガが外れてきたことをあらわしはじめている。
じぶんを抑制する左脳のはたらきが極度に退行してきた結果、破綻した者の
社会病理の発現とみなされよう。
いまこの、支配層から若年層まで通底する
時代のあらわす精神の危機の情況を、
あらゆる局面でみとめられるようになりつつあるととらえなければならない。・・・
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