マクロの世界

目に見えない所をレンズで見よう

葦毛湿原観察日

2018-01-07 20:33:01 | 観察会
第一日曜日観察日(1月7日)
今の湿原は先月バックフォーが入り整地されていた。
一の沢付近


新年と言うのに木々にはまだ赤・黒の実が付いている。
クロウメモドキ(枝の先が針状になっている)


ウメモドキ


センリョウ



実を付けている物もあるが、新しい芽吹きも見える。
春一番に咲く『ハルリンドウ』もうこんなに大きく!


今日は寒かったのか?霜に当たって・・・これで咲けるだろうか?


ハンノキ(湿原で一番に花粉を飛ばす)


花と葉を一緒に包む『タブ』大きな芽

クロバイ
花芽(丸い芽)と葉芽(尖っている)が良く解る。
(写真はチョッと横を向いて失敗❣)


午後からはナガバノイシモチソウの作業です
作業前(枯れ草が生えています)


作業後(枯れ草を刈り地表面に日が当たるように)
これで今年の夏には沢山の花が咲くでしょう
公開日は2回あります



新年最初の読図と下見

2018-01-06 09:49:16 | 観察会
平尾山の下見を兼ねて大原調整池Pから『平尾山と五葉城址を確認』が目的で歩き始める。(9:13)
地図を見るとPにも三角点がある。確認(130m)芝生の隅っこに・・・知ってる人があるのだろうか?
林道の端に№40(中部電力鉄塔)に行く道標があり、ここより登山。60mほど高度を上げると鉄塔№40があり、
その上にもピークがある。2つのピークを地図上で見つけれれば…そして下って林道に出会えて読図が出来た。
(なかなか難しい‼登山道があると?)また送電線があることで自分のいる位置も知ることが出来る。
平尾山を経由して五葉城址に、地図上の三角点(338m)と思っていました。それが全然違っていました。
ショックでしたが読図の楽しさを知りました。近くの里山でも歩くだけでなく地図を使って楽しみながら歩けると思います。



平尾山で出会えて観察出来た植物。
ミヤマシキミ



カギカズラ



リョウブ



オオバヤシャブシとヤシャブシの芽鱗

こんな時期でも近くで楽しむことが出来ました。
間違いもあると思いますコメントください!




養成講座 2

2017-10-18 22:11:48 | 観察会
 休暇村伊良湖での2日間の観察会での話題は
ミシシッピアカミミガメ 別名ミドリガメ(小さい時)

外来生物で小さい時はペットとして飼われる。それが大きくなるにつれ飼育するのも困難になり川や公園の池などに捨てられる。それによって池や川のハス・ヒシ・その他の植物を食べてしまう。また日本在来種の亀(ニホンイシガメ・クサガメ・スッポン・・・)までも食べ生態が壊れる。もし飼育するなら大きくなっても最後まで責任を持って飼うことを基本にしてほしい。(途中で飼育を止める場合は発泡スチロールに寒冷剤と一緒に入れ死んだことを確認して土の中に埋めるようにしてほしい。) 
特徴
   ・首や足に黄色い縞模様がある。
   ・腹は黄色く黒色の模様
   ・頭の耳の部分が赤い
   ・オスは20cm、メスは28㌢ぐらいまで大きくなり、40年も生きるそうです。


*渥美半島の砂丘形成
川から流れた砂が、風・潮の流れ・いろんな自然現象で溜まってくる。それに植物等が下図のような順で海から陸へと生えて来ることだそうです。不思議ですね。


テリハノイバラとノイバラの違い
①果実の大きさが違います(左がノイバラ・右がテリハノイバラ)


②葉の大きさ・葉表の照りが違っています(左がテリハノイバラ・右がノイバラ)


③托葉の鋸歯の形が違っています。(左がテリハノイバラ・右がノイバラ)


この3点をよく見ると多分『2つのイバラの名前』が同定できると思います。
身近にある植物、自分で少しでも知ることは楽しいですよ

魅力発信養成講座

2017-10-15 11:42:58 | 観察会
渥美半島の魅力を知ろうと1泊2日の講座に参加
休暇村伊良湖を講師の先生と一緒に出発です

最初に行ったのは『ツバキの里山』です
そこでツバキの実から油を搾取する現場を見せてもらいました
1kgの実から350ccのツバキ油が取れるそうです
何の添加物もなく自然の油、身体にも良いということです

これが出来立ての何の不純物もない透き通った油です


次の観察地『恋路ヶ浜~クリスタルボルト』では
ハマゴウ・ネコノシタ・ヘビ・・・あと少しで石崖に逃れた大きな蛇(アオダイショウ)
講師の先生たちに捕まり観察の対象となる
受講生も怖いけど・・・みたい!



  今日のまとめ
*イソギク キク科
  日本の愛知県から千葉県までに生える多年草。愛知県では渥美半島の一か所にしかない貴重な植物である。
花期は10月~11月で、花は黄色で花びらはなく筒状花のみ。名前の由来は磯に咲く菊と言うこと。葉の表面は
緑色で裏面は白い毛が密生する。葉の縁は白い線で囲まれ、この花の特徴でもあり美しさでもある。よく似た
シオギクは四国地方に、キノクニシオギクは紀伊半島南側の海岸線にある。


*ネコノシタ キク科 愛知県準絶滅危惧種
 暖帯から熱帯の海岸の砂地に生える多年草。花期は7月~10月。茎は長く地を這い節から値を出し群落をつくる。
葉は対生で厚く、表面は猫の舌のようにザラザラしている。茎には下向きのトゲがあり先端に黄色い舌状花と
筒状花の花を咲かせる。別名のハマグルマは花びらが車のように見えるから。種は海流散布(海の潮の
流れに乗って散らばる)される。