趣味の日記

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前代未聞の舌戦! 桑田も堀内監督逆聴取へ

2004-11-08 13:11:36 | MLB・プロ野球
巨人桑田真澄投手(36)が「逆事情聴取」に乗り出す。桑田は7日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、堀内恒夫監督(56)が4日に発言した、自分への“引退勧告”に言及。「事実関係を調べてハッキリさせます。(球団と)話し合って発表しますよ」と意味深な予告を宣言。これを秋季キャンプ中の宮崎で伝え聞いた堀内監督が「おれが言っているのが正論だと(桑田に)言っておいてくれ」と応酬した。再びこの指揮官発言を耳にした桑田が不快感をあらわにするなど、前代未聞の舌戦バトルが展開された。
 報道陣を介しての舌戦バトルに、桑田が自ら終止符を打った。日も暮れた夕方5時すぎ。野球教室のためジャイアンツ球場を再び訪れ、指揮官の「(桑田に)言っておいてくれ」発言を報道陣から伝え聞くと、桑田の表情が変わった。少々上ずった声で「(マスコミの)中継を通じての話はしませんっ。(監督が)そう言っているのなら手紙かテープでも持ってきてくださいよ」と不機嫌そうに、はき捨てた。
 桑田が公の場に姿を見せるのは、米国での右ひじ検査から帰国した先月18日以来のこと。午前にジャイアンツ球場に足を運び、野球教室開始までには時間があくため一時帰宅した昼すぎには、時間にして3分ほどの間に5回も「事実関係」という言葉を繰り返した。不快感はあらわだった。
 桑田「球団との話し合い?  まだですよ。事実関係を調べてね、事実関係を。事実関係を調べてハッキリさせます。話し合って決まったことを発表します。(日本)シリーズ終わってからと思っていたけど日米始まっちゃったし。事実?  やっぱり事実は事実でハッキリさせないといかんね」。
 口調こそ穏やかだった。しかし内心は違うはずだ。4日、堀内監督が「おれは引き際を間違えなかった。力がなくなったら少しは妥協も必要」と、自ら提案した兼任コーチ案を断っての現役続行に“引退勧告”ともとれる苦言をチクリ。この情報を新聞を通して得ていたが、何度も「事実」を繰り返した。
 自分を戦力として考えているのかどうか、球団フロントにただしたい-。そんな胸中がくみとれた。今季3勝に終わったとはいえ、堀内監督も付けていたエースナンバー「18」を背負ってきたプライドもある。メジャーや他球団移籍すら視野にある。「11月中だったらまだ、いろいろ動けるし」と、またしても移籍に含みを持たせる発言までした。15日以降にも清武球団代表との直接会談が予定されている。起用法をめぐる、堀内監督との「溝」を埋められるか-。メディアを挟んでの舌戦には一応の終止符が打たれたが、火種は残されたままだ。


[ 11月8日 9時10分 更新 ]

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