Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

DELTA Dolcevita Oro / デルタ ドルチェビータ オーロ

2017年06月30日 18時25分00秒 | 万年筆


今回は、‘DELTA Dolcevita Oro’ シルバートリムのご紹介です。
Oro(オーロ)とは、イタリア語で「黄金」という意味だそうで、その名のとおり、南イタリアの太陽のような明るいオレンジ色に輝く万年筆です。

1年ほど前、イタリアに住んでいる友人が日本に帰って来た時にお土産で頂いた万年筆です。
…お土産と言っても、日本に帰って来る機会にと友人に頼んで、イタリアの万年筆で何か良さそうなモノをと予算を話して買って来てもらったモノです。

まさか、こんなに高価なモノをと思ったのですが…友人曰く、ちゃんと予算内での購入だったそうで、お釣りもユーロ通貨で一緒に付いて来ました…日本との価格差にかなりビックリしました。



日本では、2010年頃に200本限定で発売されて、その後も何度か…昨年2016年にもスリムタイプが限定販売されました。
日本で発売されたオーロは、オレンジ色の軸にゴールドのバーメイルでしたが、
こちらのオーロは、オレンジ色の軸にシルバーの組み合わせ…日本では未だ発売されてない?のか⁇…

ドルチェビータ オーロ は、デルタの代表作‘ドルチェビータ’の黒キャップを軸色と同じオレンジ色のレジンにしたモノ…それだけに、まぁー派手!
その眩しいばかりのオールオレンジ模様にシルバーのクリップとトリム…
40代後半のオッちゃんが使うには、かなり派手で、この上なく不釣合いなのですが、、、オレンジ好きの自分としては、、、そんな事はお構い無しに嬉々として頂戴いたしました。



手に取ってみると…この万年筆、かなりデカイ!
長さは、ペリカンM800シリーズより少しだけ短いのですが、軸径の太さはオーロの方がひと回り大きい…
マーマレードの様な明るいオレンジ色の軸も相まって見た目もかなりデカく感じます。



インクは、カートリッジとコンバーターが使える両用式でしたので…早速、手元にあるボトルインクからインクを入れて試し書き…
結果は、ガリガリのカスレまくりでした…残念…ハハッ…。
後日、ペンドクターの宍倉さんのペンクリニックに持ち込んで、調整をお願いしたのですが、
ペン先がズレてる上に開き気味になってる為、インクの通りが悪くなってるのが、ガリガリ、カスレの原因…少し時間がかかってしまいましたが、書き味を確認させてもらいながら調整してもらいました。
調整後、宍倉さんから手渡されたオーロは、まさに見違える様な書き心地に生まれ変わってました。
宍倉さん…その節は、大変ありがとうございました。



14金 Fニヴのペン先は、少し硬めですが、滑らかな書き味…軟らかいペン先も好きですが…硬めのペン先でも、滑る様な書き味に仕上げてもらうと、程よい執筆感が味わえて、くすぐられる様な快感が…チト変態チックになりましたが…常用の万年筆としてガシガシ使うなら、これくらい硬いペン先の方が良いかもしれません…。

インクは、‘ペリカン4001ターコイズ’を選択してみました。
オーロのオレンジ軸と反対色(補色)のターコイズブルーの組み合わせは、ポップな感じがして、とても元気が出ます。
また、これからの暑い季節…ペリカンの少しグリーンの入ったターコイズブルーのインクは、鮮やかで、夏の海の様な色にも見えて…オーロの太陽の様なオレンジと合わせると一気に南国気分にも…。



さて…先程、実用的な万年筆と書いてしまいましたが…やはり、オッちゃんには、人前で使うには少し…いや、かなり抵抗があります。
仕事でガシガシ使うというよりも…実際は1人でコソコソとニヤニヤしながら使う万年筆となっています。
見た目の明るさとは裏腹に可愛そうな気もしますが…日の当たる場所で使う事は今後あるのか…今のトコそんな勇気は自分には微塵もありませんので、当分は…。
とりあえず、ブログでこっそりお披露目で許してもらおうと思います。

DELTA Vintage Anima / デルタ ヴィンテージ アニマ

2017年06月21日 20時00分00秒 | 万年筆


昨年の3月、春の訪れと共に発売された、デルタのヴィンテージシリーズ、レ・スタジオーニ・コレクション ‘プリマベーラ’…以前、このブログで紹介しましたが…
その見た目に美しい、グリーンのマーブル模様に一目惚れして、衝動買いしてしまった万年筆です。
ちなみに‘プリマベーラ’って、イタリア語で春って意味だそうです。



デルタのお高い万年筆達の中では、比較的購入しやすく価格を抑えた…って言っても、決してお安くはないですが…ヴィンテージシリーズですが、スチールペン先にもかかわらず、書き心地もなかなか!
程よい硬さと滑らかな書き味で、くすぐられるような心地良い筆記感を味わえる万年筆です。
軸色の種類も多く、限定色も多く発売されてるので、その魅惑的な書き心地と相まって、ついもう1本…またまたもう1本と欲しくなってしまう、恐るべき万年筆です。



そして物欲いっぱいの自分は、その誘惑に抗うことなく2本目のヴィンテージシリーズ ‘アニマ’を購入してしまいました。

購入したのは、東京神保町にある‘金ペン堂’
調子の悪くなった万年筆の調整をお願いしに訪問した時に、ふとヴィンテージシリーズ並ぶコーナーを覗いたら…ブラウンとアンバーのマーブル模様の万年筆が…そのなんとも魅惑的な軸色にビビッと来てしまいました…またもや一目惚れです。



気がついた時は、付けペンで試し書きをしてました。
イタリアの万年筆は、当たりハズレがけっこう激しいそうなので、検品力のある安心できるお店で購入したいところですが、、、さすが金ペン堂、今回も期待以上…Fニヴとは思えない程の滑らかな書き味。
2013年発売の限定色と、もうだいぶ前に発売された万年筆なので、金ペン堂でも最後の1本…もう迷いはありませんでした。
プリマベーラも金ペン堂での購入なので、ヴィンテージシリーズ 2本続けての購入となりました。



この‘アニマ’、デルタが日本限定で特別に作ったモノだそうで、
収穫の秋から静寂な冬に向かう東北の大地をイメージして、テラ(大地)とアンバー(琥珀)の2色の異なるレジンをイタリアのアルチザン(伝統職人)が丁寧に切削作業を施してるそうです。
デルタから日本へ‘魂’の再生の思いを込めて作成されたそうで、2011年の東日本大地震からの復興の思いが込められて発売された万年筆だそうです。
因みにアニマ ‘Anima’とは、イタリア語で‘魂’の意味だそう…
デルタが東日本大地震からの復興の願いを込めた…云々は、購入後に知った情報ですが、初めて見た時に感じたビビッと来たモノは、コレだったんじゃないかと…後から考えると尚更愛着が湧いて来ます。

話は変わりますが、デルタのヴィンテージシリーズは、種類の多さやコンパクトボディ、程よい硬さの滑らかペン先…と思わず購入したくなるトコが沢山ありますが、
使えるインクがカートリッジのみ…しかもヨーロッパタイプのミニサイズしか使えないという、インク選択を制限してしまう…インク沼にハマってしまった方々にとっては、致命的なデメリットがあります。



そんな大問題を解決してくれた秘密兵器がコレ!
‘カヴェコ’の‘ミニコンバータ’
もちろんカヴェコの万年筆用のコンバータですが、カヴェコ自体がヨーロッパタイプのインクカートリッジを採用してることと、元々小さめサイズの万年筆が多いカヴェコ用なので、コンバータも小さめの…
デルタのヴィンテージシリーズにも使えるとの情報もあったので、試しに購入してみたら…これがピッタリ!
今のとこインクの漏れもなく、順調にペン先にインクを供給してくれてます。



そして、このミニコンバータに入れたインクは、ペリカン エーデルシュタインの2017年限定の‘スモーキークオーツ’…ここ最近の1番のお気に入りインクです。
Fニヴの細字で書くと、濃いブラウンが際立つ感じがしますが、少し黄色味も入っているせいか、見ててキツい感じしない、良い感じの色になります。
ブラウンとアンバーのマーブル模様のペン軸とも相性バッチリ!…お気に入りの1本になりそうです。



デルタのヴィンテージシリーズ…‘プリマベーラ’と‘アニマ’…まだまだ増殖していきそうな予感がします。


Pelikan M800 Renaissance Brown 2 / ペリカン M800 ルネッサンスブラウン その2

2017年06月13日 18時15分03秒 | 万年筆


ここ最近、我が家の家電製品の故障が続いてます。
クーラーに食器洗い機、掃除機にお風呂の湯沸かし器まで…コレは家電製品とは違うか⁉︎
家電製品て、不思議と買って10年前後ぐらいから壊れ始めますよねぇ…思えば、結婚して9年…それを機に購入した家電達もそろそろ調子が悪くなり始める頃です。
先月は、思い切ってダイソンの掃除機を購入したのですが…その直後にお風呂の水が温かくならなくなり、湯沸かし器を買い替え…と、痛い出費が続いてます。



そんな、お財布の中身が緊急事態な中、遂に発売になりました!
‘Pelikan M800 Renaissance Brown’
待望のM800の限定品です。

購入先は、大阪の‘モリタ万年筆’…このお店は、リアルショップでは珍しく定価の2割引での販売…ペン先の調整もちゃんとしてくれるそうなので、前々から気になっていたお店です。
ちょうど苦しいお財布事情もあったので、この機会にお願いしてみました。
大阪にあるお店なので、なかなか訪問できないのですが、通販での対応もしてくれてるので、今回は思い切って通販で…
初めてのお店で、しかも通販…2割引とはいえ、それでもけっこうなお値段の万年筆を注文するので、かなり不安…心配してたのですが、
メールで何度かやり取りして、自分の好みの書き味やペン軸の色合いの好みなど、けっこうな希望をお願いしちゃったにもかかわらず、親切丁寧な対応で、品物を無事に届けてもらいました。



手元に届いた現物を見た第1印象は「濃いぃ!」
想像していた‘M800グランプラス’の様なブラウンよりももっと濃いブラウン…「こげ茶」って感じです。



濃いめのブラウンの中に帯状に輝くシルバーが、絶妙に光と陰を表現してます。
リングとクリップは24金プレート仕上げ…ブラウンカラーにゴールドがアクセントになってて、カッコいいです。
いやぁ〜イイですねぇ〜…モロ自分好みです。



ペリカンの商品紹介では…
「ルネッサンス絵画の典型的な特徴を象徴し、その時代の偉大なアーティストによって描かれた傑作に対して敬意を表しています…」
…だそうです。
恥ずかしながら、そちら方面にとんと疎い自分としては…申し訳ないのですが…正直、なんのこっちゃ良く分からないのですが…
アクリル樹脂という現代の素材を使いながらも、古き良きクラシカルな雰囲気を出すペリカンのセンス…しかも、M101Nシリーズの様な復刻版ではなく、ブラッグシップモデルのM800でそれをやってしまうのが、凄くカッコいいなと思います。



ペン先は、現行のM800シリーズと同様のゴールドとシルバーのバイカラー、18金ロジウム装飾…高級感漂ってます。
今回お願いしたのはBニヴ…
「太字で紙の上を滑る様に筆記できる滑らかな書き味で…」とお願いしてましたが、
しっかりと滑らかな書き味で、インクフローも多めに調整されてました。
この書き味で2割引…モリタ万年筆…かなりコスパ高いと思います。
近いうちに機会を作って、お店に訪問して見たいと思います。



インクは…最初は、無難にブルーブラック系のどれかでと思ってたのですが…
前回のブログで紹介した Pelikan Edelsteinの2017年限定色‘Smoky Quartz’を入れてみました。
Bニヴの太字で書くと濃淡が出て、Fニヴの細字で書いた時とは、だいぶ印象が違って見えます。

ペリカンのホームページでも「最高の組み合わせ」と紹介されてましたが、、、
確かにスモーキークオーツの濃いめのブラウンとルネッサンスブラウンの濃いブラウンが、しっくりマッチしていると思います。

今まで、ブラウン色のインクは、あまり使ってこなかったのですが、
今後は、このルネッサンスブラウン+スモーキークオーツのコンビをヘビーユーズしちゃいそうです。



M800シリーズでは、初めてのBニヴの購入でしたので、使い勝手や取り回しは、どうかなと少し不安だったのですが…逆にM800の様な大きめの万年筆の方が、太字で大らかに伸び伸びと執筆できることが分かりました。
M800の絶妙なバランスと重量の素晴らしさを再確認です。
書くことが気持ち良い…筆欲が満たされる万年筆です。

Pelikan Edelstein ink SmokyQuartz / ペリカン エーデルシュタイン スモーキークオーツ

2017年06月01日 18時30分01秒 | インク


6月になりました。
早いもので、今年も半分にさしかかろうとしてます。
季節もだんだんと暑くなってきて、ジューシーなオジさんは、早くも半袖シャツで働いてます。

毎年夏頃に発売になるペリカン ‘エーデルシュタイン’の2017年限定色が気になり、何気にネットを検索。
今年の限定色は、‘スモーキークオーツ’…ブラウン系の色です。
ふと通販サイトを覗いてみたら…あれっ!もう発売になってる⁉︎…しかも、そんなに高くない値段で…。
既に発売になってる、海外からの取寄せ商品なのですが…日本での発売は、まだまだ先…
昨年の限定色‘アクアマリン’では、余裕こいてて失敗した苦い経験があるので(…でも結局は、運良く購入できましたが…)、今年は、予約開始早々に1つ予約を入れてるので、安心なのですが…
折角の機会なので、モノは試しにポチってみました。



発注から1週間掛からずに手元に届いた箱には、なんと!ドイツからの発送と記載されてました。
早速、中身を確認…ちゃんと届くのか多少心配してましたが…箱もキレイだし、中身もちゃんと2017年限定色の‘スモーキークオーツ’でした…良かった…あたりまえか!

昨年の限定色の‘アクアマリン’は、モロ自分好みの色で、かなり盛り上がった影響もあったからかもしれませんが…ペリカン提供の‘スモーキークオーツ’の画像を最初見た時は、
今年は茶色⁉︎…ブラウン系か…と、正直、少し物足りなさを感じてました。
まぁ、毎年恒例のイベントだし、ここ数年は、インクと合わせて発売される同色のペン軸の万年筆 M205も購入しちゃうのが、楽しみの1つになってるのもあるので…記念に購入しちゃえ!…って感じだったのですが…。

いざ、現物を見ると、やっぱりテンションが上がりますね!
このいかにも高級そうなインク瓶…もの凄く物欲を刺激されます。



気になる中のインク…ブラウンの色ですが…Fニヴの万年筆に入れて試し書きしてみました。
実は、赤みの強いブラウンがなんとなく苦手で、その影響もあってか、今まで、あまりブラウン系には、興味をそそられなかったのですが…この色は良いですねぇ…
少し黄色味の入った…でも濃いめのブラウン。
インクフローも多い感じ…サラサラ系?…なかなか滑らかで書きやすいインクです。
思いの外良い感じです!けっこう気に入ってしまいました。



これなら、予約してるぶんも合わせて2つぐらい持ってても、使い切れそうです。
近々購入予定のPelikan M800 ‘ルネッサンス ブラウン’に入れるインク候補No.1に急上昇ランクインです!

今年の限定色、スモーキークオーツは、たしか国内販売数800個だったか?
もう1つ購入しちゃおうか⁉︎
…もうひとりの自分、欲望の悪魔が囁いています。