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米国一の長寿州はハワイ トゥー博士のメールで平均寿命を考えた

2022-10-30 11:55:52 | アンソニー・トゥー(杜祖健)

米国一の長寿州はハワイ

トゥー博士のメールで平均寿命を考えた

 

▲御年92歳のトゥー博士はハワイが大好き

 

ハワイの人は長生きする!

 在米のアンソニー・トゥー(台湾名・杜祖健)博士から先日、アメリカ人の平均寿命に関するメールが送られてきました。米国疾病予防管理センター(CDC)がまとめた2018年のデータです。
 それによると、アメリカ人の平均寿命は78.7歳で、女性は男性より5年も長生きしているのだそうです。
 州別に見た場合、アメリカ南部の州の平均寿命は、西部および南東部の州の平均寿命よりも短いという結果が。
 もっとも平均寿命が長いのはハワイの81歳で、カリフォルニア、ニューヨーク、ミネソタ、コネチカット、マサチューセッツ、ワシントン、コロラド、ニュージャージー、ロードアイランドの各州が続いています。

米南部州の住民は短命

 逆にもっとも短いのが、74.4歳のウェスト・バージニア州。同州では男女とも平均寿命が74.4歳でした。これに続くのが、ミシシッピ、アラバマ、ケンタッキー、テネシー、ルイジアナ、オクラホマ、アーカンソー、サウス・カロライナ、ミズーリの各州です。
 ちなみにトゥー博士は御年92歳。コロラド州立大学で教鞭をとり、現在はカリフォルニア在住です。おまけにハワイにも毎年のように長期滞在される生活です。そんな住環境も長寿の秘訣かも知れません。

 さて、最新のデータは発表されているのか調べてみると、CDCは昨年12月に全米の平均寿命は77.0歳で、2019年より1.8歳低下したことを公表していました。さらに今年8月には、2020年の州別の平均寿命を発表しています。
 この結果からも、米国の平均寿命が東海岸や西海岸で高く、南部で短いという傾向が強いということがわかりました。では、なぜ南部が短いのでしょうか。
 南部は低所得者の割合が多いことも、その要因かも知れません。ミシシッピ州やルイジアナ州では、貧困に喘いでいる人たちが、なんと人口の2割弱を占めているというではありませんか。所得格差が平均寿命にも影響しているという現実を、つくづく思い知らされました。

平均寿命より健康寿命が大切

 ところで、平均寿命が世界でトップクラスと言われている日本はどうなんでしょう。 厚生労働省は今年7月、令和3(2021)年分の調査結果を発表しました。それによると、男性の平均寿命は81.47歳、女の平均寿命は87.57歳。前年と比較すると、男は0.09年、女は0.14年下回りましたが、それでも日本の平均寿命が世界をリードしていることに変わりはありません。

 しかし、いくら平均寿命が長いといっても、健康寿命(日常生活が不自由なく送れる期間)が短くては、快適な老後とは言えませんね。ちなみに、平均寿命(2021)と健康寿命(2019)との差は、男8.79年、女12.19年です。
 内閣府は8月1日、「2022年版高齢社会白書」を公表しました。興味深いのは、次のような結果です。2010年と2019年の健康寿命を比較したところ、男性は2.26年伸びて72.68年、女性1.76年増の75.38年でした。平均寿命の伸びを上回ったそうです。年齢を重ねるごとに、運動習慣がある人が増えていることが理由だと考えられるでしょう。
 ただ、その一方で、こんな心配な数字も。65歳以上の要介護者などの数は増え、75歳以上になると、要介護認定を受ける人の割合が大きく上昇しているとか。要介護の原因で一番多いのが認知症(18.1%)。男性は脳卒中(24.5%)、女性は認知症(19.9%)と、男女で原因のトップは異なります。
 そうならないためにも、日ごろから仲間と楽しくおしゃべりし、適度な運動を続けることが大切でしょう。

 あ、そうそう。トゥー博士は来月、11月21日から台中の中興大学で特別授業を行うため、アメリカから台湾に飛ぶことになっています。中興大学での講義の後、台湾大学と国防医学院でのセミナーに出席し、12月10日にカリフォルニアに戻られるとか。92歳にして精力的な活動をされているトゥー博士。お元気そのものです。長寿万歳!


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