山形厚史のブログ

セイカツは夢とシゴト

古いコート

2018年10月30日 22時12分24秒 | 日記
「あなたが消えてゆく夢をみたよ」

そんな事をある方に言われて、ちょっとソワソワしてしまった。 

将来の不安が夢として表れたのだろう。

僕は死神を連想した。

目に見えない死神が、こちらの様子をうかがっているような気がした。

その死神に向かって、「もうちょっと待ってくれ」と心のなかでお願いしてみた。

意外と心の準備ができていないことに気づいた。

ちょっと待ってくれたからといっても、読みかけの本を読み終えるぐらいしかできないだろう。

死神がせっかちじゃないといいけど。



家人が買ってきた、新しいコートを着てみた。

古いコートがヨレヨレになってしまったのだ。

その辺は家人のチェックがきびしい。

おかげでいつも清潔な身なりでいられる。

脱いだ古いヨレヨレのコートをみて、再び死神を連想した。

まるで脱け殻のよう。

そう思うと、また着たいと思わなくなった。


きっかけは夢だった。

不安というのも、古いコートみたいに馴染んでしまってるのだろうか。

たかがコートの事で大袈裟だけど、命拾いしたような気分だよ。


今日も来ていただいて、ありがとうございます。

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