10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

ジャパンカップ 結果と検証

2010年11月28日 18時37分52秒 | 競馬 結果と検証
レースデータによる複勝圏軸馬 結果


ブエナビスタ(1人気 2着 1位降着) 複勝110円



複合的な審議になるべきだっただろう。

まず逃げたシンゲンを避ける形でヴィクトワールピサが斜行。
この時に直後のエイシンフラッシュが大きく右に寄れたのだが、その時にローズキングダムが不利を受けている。
その直後に凄い脚でブエナビスタが差してきたのだが、まだヴィクトワールピサもふらつき気味?で、丁度ローズキングダムは再度この2頭に塞がれる形になった。
パトロールからは、裁定そのものをおかしいとは言えないが、実際の着順からの裁定だとしても、ブエナビスタだけを対象にすることはどうだったのだろう。
(※この記事は各陣営のコメントが出る前に書いている。)



その他は予想コメントを振り返る形で検証しておく。



(レース全般)
過去9年間で、1、2人気が共に飛んだことは1度もない。
また、8人気以下が馬券に絡んだのは2頭だけ。
レベルが求められるレースだけあって、荒れる可能性は低いようだ。

府中のチャンピオンディスタンスだけあって、適性は問われる。
東京芝3着内実績と長距離実績がない馬は用なしと言っていい。
ちなみに、その内訳は、東京芝勝利(18頭)、5着以下(0頭)、芝2400m以上勝利(19頭)、5着以下(0頭 ただし経験なしが1頭)となっており、凡走している馬は皆無である。

また、前走、前々走ともに4着以下や、前走着差1.0以上負けているような順調さを欠く馬では勝負にならない。

年齢では、4、3、5歳の順で結果を出している。
ピークを過ぎた6歳以上では、厳しいレースと言えるだろう。

→3着馬は×データ1つに該当していたから、やや穴が来たと言っていいか。また、予想時に「穴なら先行する馬だと思う」と書いたが、1、3着馬がそうだった。



(軸馬候補)

・ペルーサ
芝2400(1,0,0,1)、東京芝(3,1,0,2)
天皇賞秋で書いたコメントを少し引用しておく。

「これだけチグハグな走りをしながら2着に来るのだから、確かに力はある。
ただ、この馬がコントロールできるようになるかは、何とも言えない様な気がする。
おそらく、競争したい、と馬は思っていない。
陣営も困るし、馬券を買う側もあてにはできない。
また、出走レースも選別せざるを得ないだろう。
評価は少し上げるが、当面、軸にできるような馬ではない。」

賢い馬と言えばそうかも知れないし、天然(野生)と言えばそれもそうかも知れない。
もともと競馬は馬をコントロールすることが基本だから、何らかの形で馬の潜在能力を押さえる必要がある。
コントロールされたくない(=人と対話をしたくない)と言うことは、裏返せばうまく馬の意志と合致すれば、能力を押さえる必要がないから、爆発的な力を出せる可能性はある。

そう言う意味ではまさに、買う馬ではなく、観る馬だ。
→ 3人気 5着
パドックは悪くなかった。スタートもちゃんと出た。ただ、その直後どうも一緒に群れで走る気はないようだった。いわゆるやる気のない走り。東京は走ると思っている人がいたと思うが、私はそうは思えなかったので、この馬がダービー本番で負けた理由をずっと考えていた。それは今日も走らないのではないかという疑問からだったのだが、結局わからなかった。書いたとおり、やはり観る馬だった。


・ブエナビスタ
芝2400(1,0,0,0)、東京芝(3,0,0,0)
前走はまさに陣営も、予想を書いた私にとってもずっと思い描いたポジションだった。
前走でも書いたが、2歳GⅠ以降ずっとこのブログで書いてきたから、特に書き足すことはない。
そして、昨年のJC後に、今年の最強馬としたのだから。
→ 1人気 2着(1着降着)
コメントはない。結果は結果だから。審議があってもなくても、おそらく1着は変わってないだろう。残念な形ではあるが、最強馬であることは示した。



(その他の馬)

・ヴィクトワールピサ
芝2400(0,0,1,2)、東京芝(0,0,1,0)
この馬については、弥生賞→皐月賞のきついローテの上に、皐月賞のあの騎乗が、馬にダメージを与えたことを、皐月賞、ダービーの時に詳しく書いた。
それでも真面目な馬だから頑張ってはいるのだが、やはりの結果に終わっている。
馬体重、パドック注意
→ 8人気 3着
パドックはよかった。今日のギュイヨン騎手は乗っていた。と言うか若手No.1なのだから当然か。馬はまだ疲れが取れていない走り。有馬には行かず、ぜひオーバーホールさせて欲しい。


・ローズキングダム
芝2400(1,1,0,0)、東京芝(1,1,0,0)
菊花賞の時のコメントを少し引用しておく。

「オールラウンダーの適応タイプ
2歳チャンプは、常套句のように伸び悩みを言われ、そのとおりなることが多いが、大崩れなく結果を出したことは評価していい。」

私自身は、3歳馬ではこの馬を1番評価している。
それは、前述したように、2歳時は少しひ弱なイメージだったのだが、色々言われながらも、馬が経験を積んで着実に成長してきているからだ。
次は有馬としていたのだが、ここを使ってきたのは状態がいいからか。
使う以上は、ここでの結果が、そのまま来年へと繋がる。
馬体重、パドック注意
→ 4人気 1着
前走とは位置取りを変えてきた。審議騒ぎに巻き込まれたがさすが天才だ。前走に続きここでもオーソドックスながらいい騎乗をした。私の予想コメントを読んでもらえばわかるが、ブエナ以外ではこの馬しかいい評価はしていない。不利を受けたのは事実だし、その直後にあの走りだから、更に評価を上げたい。ブエナが来季どうするのかはわからないが、来年はこの馬が主役になるだろう。できれば有馬に行かず、休ませて春天に備えて欲しい。


・ジャガーメイル
芝2400(3,0,1,2)、東京芝(3,2,0,2)
×データに1つ該当
前走の結果からすれば買いづらい。
昨日のWSJSで優勝したムーア騎手でどこまで。
あくまでも穴
馬体重は絞りたい。
パドックも注意
→ 7人気 4着
馬体は少し絞れてもいいと思ったが、変わらず。走る前からやや騒がしい面はあったが。ムーア騎手はうまくコントロールして連れてきた。馬券に絡めなかったが、好走と言っていいだろう。


・エイシンフラッシュ
芝2400(1,1,0,0)、東京芝(1,0,0,0)
休み明け(1,1,1,0)
調教状態良し
前走回避は筋肉痛というコメントだったが、それが事実かどうかは気になるところ。
ステップとしては異路線だが、休み明けは悪くはないタイプ。
前に行った方が面白いのだが、ダービーの再現でおそらく後ろからか。
馬体重はすこしなら増えていても。
パドックも注意
→ 5人気 8着
パドック平凡。私の予想は外れて、今日は前からの競馬。ただ間隔開いて、かかっていたのかも知れない。データに書き忘れてしまったが、前走9月以前は1頭も馬券に絡んでいない。そう言う意味では、順調さを欠いたとおりの結果。


・ナカヤマフェスタ
芝2400(1,2,0,1)、東京芝(3,0,0,1)
調教状態良し
今や古馬牡馬のトップで、世界的なレーティングならトップ。
でも、どうして大化けしたんだろう?という人も多いかも知れない。
今年に入ってから、連は外していない。
今年が競争馬としてのピーク期かも知れない。
調整過程で、気むずかしさを出しているのは、どういう意味かは若干なりとも気になるが。
馬体重、パドック注意
→ 2人気 14着
走らなかった時に逆戻り。やはり調整過程の気むずかしさは、それを示唆していたと言うことか。海外輸送、凱旋門賞2着の疲れもあったかも知れない。ペルーサ同様軸には不向きな馬。


・オウケンブルースリ
芝2400(2,2,1,1)、東京芝(0,1,0,2)
昨年の2着馬
長期休養は、浅い屈腱炎の可能性との情報もあった。
豪快な追い込みが持ち味だから、やむを得ないところもある。
そうであれば、一戦一戦が勝負ではある。
馬体重は絞りたい。
パドック重要
→ 6人気 7着
書いたとおりに馬体を絞り込んできた。ただ、パドックは平凡。レース後反動がなければいいが。



レース後のコメント



レースデータは、今日の結果を踏まえて修正しておく。


ジャパンカップ(GⅠ)
2400m 芝・左 サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

(中山で開催された02年を除く、過去10年間の複勝馬30頭の共通事項)

◎前走10月以降(30頭)
◎外国馬(3頭)を除き東京芝3着内実績(26頭)
◎外国馬(3頭)を除き芝2400m以上3着内実績(25頭)
×前走、前々走ともに4着以下(2頭)
×前走着差1.0以上負け(1頭)
×7歳以上(0頭)
×馬番枠11、12、15、17、18(0頭)





誰の目にも最強馬は明らかだが、これも競馬。
スミヨン騎手は今日、どんな気持ちでベッドに入るのだろう。
ブエナ自身も、今日のレース後何かを感じ取っただろうか。

有馬記念までは、まだ時間がある。
今は、ブエナビスタが万全の状態で出走できることだけを願っている。


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