腹黒ですが、何か?

~ 書きたいこと、書かせていただきますわ ~

【ドラマ】ウロボロス_10話

2015-03-21 | ドラマ

ウロボロス10話。…そうきたか。。最終回を見終わって、初めに思った感想でした。まぁ、復讐ドラマとしては、これしか終わり方がなかったのかな、とも思いましたが。たっちゃんとイクオ君は、第1話から人の道を外して(人を殺して)いるので、それでいて、彼らだけハッピーエンドになることはないか…と少し思っていました。そして、2匹の龍の1匹だけが、幸せになることもないだろうと。でも、正直、美月さんとイクオ君の結末は、ちょっと期待していました。。恋愛ドラマとしては、これ以上の悲しい結末はありませんね(^^;)。。美月さんは、全力で受け止めて愛した人を失ってしまうんですから。。でもま、「ウロボロス」としては、2匹の龍として、イクオ君が美月さんを選ぶことは…できなかったのでしょうね。。
-----------------------------------------------

ドラマを見終わってTwitterを見てみると、「感動した」「泣けた」と言う感想をたくさん見かけました。そうですか。。でも、私は「感動」と言う感じは、あまりありませんでした。あ、やっぱり腹黒なんだわ、私(^^;)。もちろん、二人の背負った運命に同情して、このシーン辺りでウルっとしました。最後、二人は総監を殺しませんでしたが、多分…どちらにしても、初めから自分達も死ぬつもりだったのだと思います。でも、「殺す」ことや「死ぬ」ことで、全てを終わらそうとするところが納得いきません。自分達がしてきたことを正義と思っていないなら、別の方法をとることだってできたはずです。そうやって、命をもって償うことを「美学」や「感動」みたいに描いて欲しくはなかった…と、ちと思ってしまいました。
-----------------------------------------------

だって、、色々な出来事をひたすら受け止めて、それに耐えて生き抜く方が、よっぽど大変だと思うから。。復讐で殺したら…自分が死んだら…そこで終わり。それが潔く美しく見えるのなら、個人的には、それは間違ったメッセージだと思います。つまり、、私が言いたいのは、美月さんの愛こそ、正義だったと言うことです。今までイクオ君に起こったこと、イクオ君がしてきたことを受け止めて、受け止めて、受け止めまくって、、そして、お父さんを失ったことも受け止めて、、全く逃げなかったからです。イクオ君を愛し続け、刑事も辞めなかった。。そして、残されても…生き抜いている。。
-----------------------------------------------

もうサブタイトルを変えておきます。赤線も引っ張っておきましょう☆
-----------------------------------------------

「美月のこの愛こそ、正義」。うんうん、これだ。これでスッキリしました。いや…、これは、決して、私が樹里様のあほファンだから美月さんを贔屓しているのではなく、ドラマのメッセージとして、個人的には、こちらの方が適切だと思ったからです。まじめに(^^;)。さて、最終回、さすがにいつもの調子で書けそうにありませんが(あ、充分書いてる?)、今回も、美月さんとイクオ君の恋愛ドラマとして、樹里様の演技を中心に見ていきましょう。一応おことわりしておきますが、私のブログには、イケメン達のシーンは出てきませんので、あしからず(^^;)。。さぁ、美月さん、最終回も、色々な表情を見せてくれました。これは、まほろばの事実、結子先生の遺言を聞くシーンです。結子先生のイクオ君への言葉で「その人に、美味しいオムライスを作ってもらってね…」のところで、「あ…」と反応するこの美月さんが、印象的でした。
-----------------------------------------------

そして、今見ると、切なさしかありませんが、最後の萌えシーンです。「私は、龍崎さんのそばにずっといます。あなたのそばから、絶対いなくなったりしませんから」。美月さんは、イクオ君の全てを受け止めていました。それができるまで、自分の正義感との葛藤があり、お父様のことがあり、色々な感情を乗り越え、そして決意してきました。。だからこそできる、この姫スマイル。。美月さんの愛のかたちは「受容」ですね。
-----------------------------------------------

イクオ君も、美月さんとの別の道があることは、よく分かっていたようです。でも、イクオ君の愛は、美月さんに向くことはありませんでした。イクオ君の愛は、たっちゃんと二人で結子先生へ…。。そして、二人の愛のかたちは「復讐(殺人・自殺)」へと変わります。美月さんとイクオ君の愛は、すれ違ってしまいましたが、確かにそこには、それぞれの「愛」がありました。樹里様が、このドラマのことを「大人の群像劇」と言っていましたが、そうですね、、それぞれの愛が、それぞれの思いを胸に、それぞれの方向へ…、まさに群像劇と言っていいでしょう。
-----------------------------------------------

「龍崎さんは、私が守ります」。この力強い視線に、決意が見られますね。温かな笑顔を見せたかと思えば、この鋭い視線。一本筋の通った強い思いが伝わってきます。いいですね、いいですね、樹里様の演技。他の女優さんでは、全てが軽く見えてしまうかもしれません。
-----------------------------------------------

美月さん、イクオ君の「さよなら。日比野さん」のメモを見て、たっちゃんの所へ訪ねてきたシーンです。でも、二人は既に総監を狙っていました。あぁ、美月さん。。
-----------------------------------------------

そして、たっちゃんとイクオ君は、既に「終わり」を決意していました。もうイクオ君を止めることができない…。「ごめんね、日比野さん。君に会えてよかった…」と、イクオ君の声だけが、画面から聞こえていました。それでいいのか…それでいいのか?。。生きることから逃げないで。。「消えて終わる」ことがカッコいいと言うのなら、それを感動と言うのなら、私は少し違うと思います(^^;)←しつこい。美月さんの悲痛な表情が、もう見ていられなくて。目の前にいながら、追いかけられない。。全力で受け止めて愛した人が、どこかへ行ってしまう悲しみに。。
-----------------------------------------------

ナマセファンが流れる中、たっちゃんとイクオ君の最後を見つめる美月さん。こんなに悲しい結末なんて、あまりに残酷です。。この終わり方が妥当だったのは分かるけど、命を投げ出してしまっては、救いようがない(^^;)。。美月さんのイクオ君への思いを、過去を乗り越えて前向きに進もうとする思いを、そして、決意を…置き去りにしないで。。そして、オムライスを食べるシーンで美化しないで(^^;)。。

=========
【No one:ナマセファン】
Recurring fate 逃れられない運命
you’re still haunting me 追い求め続けたあなたを
no one believes no one will know 誰も信じない、誰も知らない
Recurring fate 逃れられない運命
you’re still whispering 僕らにまだ囁き続けるあなたを
no one believes no one no one can tell 誰も信じない、誰にも分からない
=========

うーん、ナマセファンを聞くと、やっぱり希望のある結末は望めませんね(^^;)。。
-----------------------------------------------

美月さんのこの慟哭は、全力で受け止めて愛した人を失った悲しみと、助けられなかった自分への失望感、そして、この事実をまた受け入れなくてはならない辛さ…そんな慟哭にも見えました。受け入れて生き抜くことは、終わらせてしまうことより、きっと…ずっと辛いこと。泥臭い中で、苦しい中で、前を向いて生きていく方が、きっと…ずっと。。
-----------------------------------------------

二人の愛は「究極の復讐」へと向かい、美月さんの愛は「受容」することでした。二人の対極にいる美月さんが、このドラマを〆たこと、そして、最後の問いかけ「二人が貫いたその愛は、正義だったんですか?」が、このドラマの唯一のメッセージだと信じています。美月さんには、美月さんの愛を貫いて欲しい。この表情は、ウロボロスを受け止め、自分の信じた愛のかたちを胸に生きる決意と…私には見えました。美月さんのこの愛こそ、正義。これでいいと…私は思います。

ウロボロス:永遠や無限、死と再生、創造と破壊

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回のブログは、あくまで私が勝手に思った感想ですので、あまり気にせず読んでくださいね(^^;)。最終回は、少し気持ちが入ってしまいましたので、私の文章で不快に思った方がいらしたら、ごめんなさい。それから、この3ヵ月、このあほブログにコメントを下さった方、また読み続けて下さった方、どうもありがとうございました。樹里様のあほファンになって、まだ日が浅いですが、このようなつながりをもてたことに感謝しています。そして、樹里様&共演者様&製作者様、お疲れ様・ありがとうございました。
ウロボロスについては、まだもう少し記録しておきたいので、よかったらまた見に来てください。腹黒より。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最新の画像もっと見る

6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (さあ)
2015-03-21 22:48:58
はじめまして
私も、樹里さんファンでこのブログにたどり着きました。
わたしは、のだめから樹里さんファンで、以降なんとなく樹里さんの出演作を見て、陽だまりやアリスらへんから本格的に樹里さんを応援することになりました。
ウロボロスも、樹里さんが出るからと見ておりましたが引き込まれました。
最終回は腑に落ちませんがなるほどなと納得させられました。
ウロボロスの美月は樹里でなきゃできないもので、生田さんや小栗さんもさることながら樹里さんの演技に本当に惹き付けられました。
このブログも毎回更新を楽しみにしておりました。
樹里さんを愛す方がたくさんいて本当に嬉しいとさえ感じるくらい、私は上野樹里ファンです。
次回作もぜひ、樹里さんが光る素晴らしい作品をお願いしたいです。
上野樹里ファンとして、このブログも本当に楽しみにしております。
返信する
 (4-leafed(腹黒))
2015-03-22 08:05:44
さあさん、コメントどうもありがとうございます!
ブログを読んでくれて、とても嬉しいです。

樹里ちゃんの演技、今回も本当に良かったですよね!
私も、樹里ちゃんが出ているから、ウロボロスを見ていたようなものです(^^;)。
本当のところ、樹里ちゃんの主役を見たかったと言うのはありましたけど。
それだけの存在感がある女優さんなので、なんだかもったいなくて。
次回は、是非是非、樹里ちゃん主役のドラマを期待したいと思います。
今年のうちに、できれば、もう一本ぐらいドラマに出てくれないかしら。。
今度は、ぎゃぼーーーっんとコメディで、ギャップ萌え(^^;)。はは。
これからも一緒に樹里ちゃんを応援しましょう!
返信する
まるっと同意 (みみすけ)
2015-03-22 10:56:42
初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いています。この最終回私も腹黒さんと全く同じ気持ちです。アリスの棘で西門さんが明日美の自殺を止めたように 今回は美月がイクオの自殺を止めて欲しかった。結子先生と一緒にイクオと竜也がオムライスを食べるシーンを観た感想は なんじゃこりゃー!でした。もう一度最終回を観ることができないほどつらく悲しく怒っています。楽しみだったウラバラスすら聞けていません・・・。今まで美月が必死にイクオを守ろうとしてきたのにー!っと思うとイクオに延髄まで届くケリを入れたい気分です。(生田さんの打ち上げでのお言葉です)。ほんと樹里さんには 次回は主役でもっと救いのある作品に出てほしいです。
返信する
 (4-leafed(腹黒))
2015-03-22 18:57:23
みみすけさん、コメントどうもありがとうございます!
あぁ、本当に嬉しいです。

実は、私もまだウラバラス見ていないんです(^^;)。。
イケメン二人には、ちょっと裏切られた…は言い過ぎだけど、
なんだか勝手に終わりにされてしまった感じがして。。(彼らのせいではないんだけど…)
でも、ブログを書いて、少し落ち着いてきたので、そろそろウラバラスを見てみようかな…と思います。
樹里ちゃん、最近、ダークヒロインや悲劇のヒロインが続いていますから、
そうですね、次は救いのある作品に出て欲しいですよね。
これからも一緒に樹里ちゃんを応援しましょう!
返信する
はじめまして。 (ジャッキー)
2015-03-24 15:20:29
私も樹里ちゃんのファンで多くの樹海人の方のブログやツイッターから腹黒さんのブログに辿り着きました。
私はウロボロス最終回今までで一番と言って良いくらい号泣しました。
すごく悲しいラストでした。
美月の届かなかった愛が悲しくて。お父さんである日比野監察官だって家族との時間を犠牲にしてまで守ろうとしてくれた命だったのに、その20年も無意味にされてしまうみたいで悲しかったです。ドラマとして妥当なラストだったと言うのはわかるんですけどね。いやほんとに『美月のこの愛こそ、正義。』ですね。美月は素晴らしい女性でほんとに魅力的でしたね。
美月ちゃんの泣き崩れる姿がもう切なすぎてあれからちゃんと見られてません。
ドラマなのにここまで思わせてくれる樹里ちゃんやっぱりすごいですよね。
これらも樹里ちゃんの活躍を応援して、腹黒さんのブログからたくさんの喜びを共有出来ることを楽しみにしてます!
返信する
 (4-leafed(腹黒))
2015-03-24 21:59:05
ジャッキーさん、コメントどうもありがとうございます!
本当に本当に嬉しいです。

そうですね、私も同じく、すごく悲しいラストだと思いました。
いまだに、ドラマの感想で「良かった」というコメントを見ると、
どうも納得いかない…と思ってしまいます(^^;)。
私も色々と考えてみたんですが←しつこい、イケメン達に共感して見る人は、あのラストを「良かった」と感じ、
美月さんに共感して見る人は、「悲しい」と感じるのかな…と思いました。
ま、ドラマとしては、イケメン達に共感するように作ったんでしょうが、
樹里ちゃんの演技が、美月さんを完璧に作り上げて、そして、存在感があったからこそ、
私達のように感じる人がいたのではないかなと思います。
そう、全ては樹里ちゃんの表現力のおかげ!と、あほファンとしては思っています。
こんなあほブログですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
返信する

post a comment