昨晩、道新ホールにて 『先祖になる』という映画を お友達からお誘いを受け 試写会に行ってきました。
たくさんの人たちが 見にきていました。
普段は、LIVEなどで顔を合わせることが多い 面々。 お酒を飲まずにじっくりと映画鑑賞。
主人公は、東北沖震災地 陸前高田に住む 老人。撮影当時 77歳のお爺ちゃん。
職業は、農業と林業 いわゆる 木こり。震災で息子さんを亡くした。
被災し 津波でいろいろな物を流され亡くした。
時間が経った この頃ではあるが、 伝統や歴史、生まれ育った地への郷土愛。
決して離れることはできない。 そんなお爺ちゃん。
木を伐り、木を育て、人を育て、街をつくり、伝統ある七夕けんか祭りの行事の継承。
被災地からは、人が離れ、街並みも変わり果てた・・・・そんな絶望感を糧に
77歳の爺ちゃんが、家族から反対されながらも、ひとりで家を建て直した。
震災から2年半をすぎ、心の傷を背負わせれた東北の人々も、仮設住宅でなんとか しのぐ程度の生活ぶりの今もなお復興はいかばかりか。
私は、傍観者のごとく普段通りに・・・・ごく普通に暮らしている。
ごく普通に当たり前のように暮らし過ぎて、被災地の人々本当の痛みや傷や悲しみをわかりもせずにして記憶も、薄れてしまいそうになる。
まだ、たった2年半。忘れてはいけないこと。忘れないで~と 心はまだ 津波のように激しい悲しみのままだから。
その地を・・・・命のある限り護り通したいという実話であり、 陸前高田の先祖になろうとしてる人たちがいることを映画化したもの。
笑いあり、涙あり、感動的で 素晴らしい映画だった。
あらすじなどを書いたところで 伝えようもないけれど もし、これから見る機会があったら、是非見てもらえるといいな。
77歳が闘う生きざま・・・・・は、人間として学ぶべきところがたくさんあると思うよ。
昔、自分の爺ちゃん・婆ちゃんから聞いた昔話を思い返すように。
知ってよかった。