ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

普及

2009-01-02 07:09:19 | Weblog
もっと、習う環境を整備しなきゃいけない。
何の経験もない人がビデオ見ただけで出来るほどダンスは甘くない。
「人に教えてもらおうなんて、楽をすることを考えるな」と言う人もいるが、
楽をしたらバチでも当たるのか?苦労すれば正しいのか?
俺は独学で苦労して上達の方法を見つけたが、独学で苦労したから正しいとは思ってない。
人が教えることのできるものは教わって、独学する分の時間やエネルギーを別のことに費やしたほうが有意義だ。
俺は何人ものイントラに習った。その中にはかなり有名なダンサーもいる。
しかし、彼らは基礎の基礎を教えることはできなかった。小手先が上手いだけだし、教え方もろくに研究してないからだ。
経験が浅い人が一人でやってると偏った思考をしてしまうことも多く、それを防いだり指摘したりするためにも、
経験が深くて良識のある人の意見を聞きながら修行したほうがいいと思う。
田舎で、ダンスを普及する活動が行われることを願う。
大都市以外にもダンスが普及してから十数年たつが、いまだに、
ある程度都会じゃないとダンスを習えないという状況だ。
一般にもダンスは知られているし、ネットで情報交換できる時代だ。
工夫次第では、田舎でもダンスを習えるようにできると思う。
たとえば、A村にダンスを習いたい人がいるとする。
スクールがある都市までは、遠くて通うことができない。
そこで、その周辺地域で一番人口の多いB町で普及する活動を行い、
B町にダンサーが何人かいるという状況にする。
そしてB町からA村やその周辺へと、教えに行ってもらう。
B町で普及できない場合、もっと人口の多い地域を探してそこ(C市とする)で普及するが、
A村からは遠くなってしまう。なのでC市のダンサーで、習いたい人を長期間家に泊めることのできる人を探し、
夏休みとかにA村からC市に来てもらって長期滞在し、上達する方法を教わる。
田舎に普及するということは現実味のある話だ。

普及する側は、中身のある踊りをする人間でなければならない。
ストリートダンスは、日本では歴史が浅い。だから、長年経験を積んだベテランが、
経験の浅い人たちを間違った方向に行かせないように導くということがほとんどない。
ろくに経験を積んでなくても、形を真似することができれば人気が出るという状況だ。
それまでダンサーがいなかった地域で、にわかダンサーが人気が出て、
レベルの低いものが次の世代へ伝わっていくということをさけるために、
最初にレベルの高いものをその地域にもたらさないといけない。

中身のある踊りというのは、どうすればできるようになるか。特別なものはいらない。
ダンスの本質を見極め、基本に忠実に練習し、その人なりのやり方でダンスに関わっていけばできるようになると思う。

田舎のほうが可能性があると思う。現在のダンス界に悪影響を受けてないからだ。