虫のメガネ

虫はモノがハッキリと見える訳ではなく動くエサや敵が見えるだけ 虫に眼鏡をかけて... 少し視点を変え日常を眺めてみました

2017年8月 美ヶ原へ行く そのⅡ

2017年11月24日 | Weblog

宿泊の山本小屋は昔からあったが今は「美ヶ原高原ホテル山本小屋」という
宿泊プランは天体観測夜食付き+ジンギスカンだったが雨なので観測は中止
天体観測夜食の代わりに翌日昼の弁当を作ってくれると言う

ジンギスカンコースの夕食








夜に鹿を見に行くツアーがあったが関西人は鹿なんぞに興味はないので
山本小屋の歴史や高山植物を紹介する小屋主のスライドショーを見た
東京の客が中心で小屋主は関西のオバチャンをけなして笑いを取っていた
料理は美味しくて従業員も親切だったがこれでは関西人のリピーターは無理だ

翌朝天気が回復してきた小屋の前で








高原牧場の牛を見ながら路は美しの塔へと続く








路はここからアルプス展望コースへと別れる
南の方では御岳や乗鞍岳を見渡すことが出来る








咲きかけのオヤマノリンドウには秋の気配が漂う








今回の旅行目的の一つは蝶の撮影でありやっと高原の蝶に巡り会える

ウラギンヒョウモンの名前の由来は羽根の表が関西人の親しいヒョウ紋柄で
裏側に銀色の斑紋が並ぶ








久し振りの天気のためか一生懸命吸蜜していて手で簡単に捕まる
ただ見かけた蝶は本当に少なかったのでこのウラギンヒョウモンに大いに慰められた








相変わらず色鮮やかで綺麗なアザミの花にはマルハナバチが来ていた








ここでは絵に描いたようなエーデルワイスを見つけた








もちろんヤマハハコグサも見られた







ただヤマハハコグサノ群落はこの展望コース斜面にだけ見られた








表紙写真のようにアルプス展望道は牧場の柵を迂回して王ヶ頭へと続く








今日は晴天で御岳や乗鞍岳そして北アルプスがよく見えて堪能できた
また自然観察センターのバス停前でも槍・穂高連邦が見え楽しめた








初日は霧の雨中ハイク帰りはアルプス展望ハイクと変化に富んだ二日間が満喫できた
もし次回があれば登り気分が味わえるコース利用で王ヶ頭ホテルに宿泊しようと思う


撮影:Canon G9X 
   NikonD90 Macro60mm2.8D






2017年8月 美ヶ原へ行く

2017年11月15日 | Weblog

少し夏の疲れが出て記事掲載が3ヶ月近く遅くなりましたが
今回は8月下旬に訪れた長野県の美ヶ原の記事を掲載します


8月24日(木)大阪発松本行き夜行バスに乗り朝に松本駅アルプス口から
市委託の美ヶ原行きのバスに乗り9:30分に自然保護センター前に到着

駐車場から信州上田方面を望む







当日の天気予報では雨になりそうなので早速に歩き始めた








美ヶ原は標高2,000m位なので散歩道にも高山性植物がある

これはエーデルワイスの仲間のヤマハハコグサ






美ヶ原は大きな牧場となっていて牧草を鹿が食べにくるという
しかし牛の数が少なくなり牧草が余っているので鹿を排除はしない
そのため多くの高山性植物は姿を消したが鹿の嫌う植物は残っている

鹿の嫌いなハクサンフウロ







ハこれもクサンフウロだと思うがこの花は多分形の変異が大きい







マツムシソウも多くあるのでおそらく鹿はあまり食べないのであろう








ウメバチソウの名の由来は家紋の梅鉢に似ているからとある








アザミの仲間は近づくととても美しい








ヒヨドリソウで葉が4枚ならヨツバノヒヨドリらしい








王ヶ頭へ近づくと雨雲の中へ入っていく








雨と霧の中王ヶ頭の石碑








本当はここに泊まりたかった王ヶ頭ホテルでのティータイムはなかなか渋い感じ








ここから霧雨の中をもう一歩きして山本小屋に到着するとネコがいた
このネコは客が来ると必ず上がり口で出迎えてくれるという






そのⅡへと続く