虫のメガネ

虫はモノがハッキリと見える訳ではなく動くエサや敵が見えるだけ 虫に眼鏡をかけて... 少し視点を変え日常を眺めてみました

2011年9月 ルリタテハの羽化

2011年09月29日 | Weblog

今年は家でタテハ蝶を飼育し羽化を見たいと思っていた


20年ほど前ホトトギスの鉢がルリタテハの幼虫で全滅したことを思いだした
そんな話をすると職場の後輩が葉だけのホトトギスの苗を持ってきてくれた


もう一つ昨年にキタテハの食草であるカナムグラの種を取り播いて鉢にしてある


今年の夏中ずっと待っていたがどちらの蝶も現れなかった


8月も下旬に入った頃に一瞬ルリタテハが飛んでいるのを見つけた
9月に入ると新葉を食べている可愛い幼虫が見つかり19日に蛹になりそうだった

蛹化前







鳥に食べられないように玄関に入れる

玄関へ







その日に無事蛹になった

蛹に








今か今かと羽化を待っていたが28日家に帰ると羽化していた

羽化後






捕まえてエサをあげようとしたが玄関を逃げ回る

羽化後2






腹が減っているためか元気のない蝶を無事捕まえて薄めた蜂蜜を与えた

吸蜜






彼(?)は満足したのかじっと皿の縁に止まって時々羽を広げた

広げた羽






外へ放つべく皿ごと外の植えこみに置いたが1時間後には何処かへ行ってしまった


今回の記念に蛹の抜け殻を撮ったが少し重量感が無いだけでほとんど変わらない

抜け殻






ホトトギスをくれた後輩からユリの1種を食べていた蛹を3つ貰った
しっぽの糸をセロテープでホトトギスの茎に止め羽化を待つことにした


蝶を誘い卵を産んで貰って幼虫を育てるというプロジェクト!が成功した
幸い寄生バエもつかないで無事羽化したことを祝ってオリオンビールで乾杯した





Nikon D40 AF18-55mmf3.5-5.6G






2011年9月 彼岸の中日

2011年09月25日 | Weblog

彼岸中日の午後弟から電話がありハイキングに行っているという


最近体重が気になっておりハイキングに行かねばと思っていたので
体重計に乗ると危険限度の79kgを超えていたので直ぐに出かけた




午後2時30分にJR学研都市線四条畷駅に到着し河内飯盛山を目指す
風は北寄りで乾燥しており汗をかいても直ぐにひいてカラッとしている


クヌギのある陽だまりはタテハ蝶の格好の住処で縄張り争いをしていた
秋に羽化したタテハ蝶は初夏の交尾期までは異性でも追い払う習性がある

陽だまり






飯盛山頂上の展望台から大阪平野を望むと遙か明石大橋までも見える

少しモヤった大阪平野と瀬戸内海

遠望







頂上付近は涼やかな風が吹いて秋の野草が花を咲かせている




萩






野アザミ

ノアザミ






野崎観音方面に下りかけると道標があり彼岸花が咲いていた

道標






出不精になったこととてこの秋初めての彼岸花に近寄ると
この花では見かけないマルハナバチが求蜜に訪れていた

マルハナバチ







日の傾き始めた稜線の東側から見る空は深く透明で美しい

青空






FM大阪のアンテナ塔を下ったところで八重のムクゲが輝いている
若い頃にこの花をブーゲンビリアと間違えていたことを思いだした

ムクゲ






頂上から10分ほど下ったところにお気に入りのベンチがある

森のベンチ







誰も見かけない遅い時間や冬の閑散期に此処を通ることがよくあり
その時は何時も心地よい風に吹かれながら谷へとシャワーを浴びせる
今日は出かけてきてよかったなあとしみじみ思う瞬間である




年々夏バテがひどくなり今年は特にしんどかった
台風が通過し乾いた季節になり秋が深まっていく






女郎蜘蛛も元気に巣を作り始めている

女郎蜘蛛







これから暫くは毎週のように出かけることにしよう






Nikon COOLPIX P300







2011年8月 台北へ行く Ⅵ

2011年09月12日 | Weblog

台北旅行も3日目の最終日となった
午前10時に迎えのバスが来る


朝起きると部屋の外側ドアに新聞が入った袋がぶら下がっている
日本語で書かれた手製ビジネス新聞で此処がビジネスのホテルだとわかる

手刷りの新聞






2回目で最後の朝食を食べる
タイ・シンガポール・上海・台北と東南アジアのホテルではおかゆが出る
日本の家庭ではもはやめったに食べないものなので懐かしい感じがする

おかゆ






おかゆの友と言うべき煮物・佃煮類

おかゆの友






台湾らしい麻婆豆腐とシュウーマイそして夜市で売っていた魚のフライもある

朝食お好み






野菜サラダは大体何処でも同じだ

朝の野菜






10時にホテルを出発ホテル従業員2名が見送ってくれた

このサンワン・タイペイ・レジデンスは団体や子どもの宿泊がない
静かなビジネスホテルであるが日本人ビジネス客の宿泊も多く
ホテル従業員も若い人ばかりで日本語もわかる
わからないことは直ぐに襟につけた無線機で聞いてくれる


ツアーはホテル指定でいけばよいがホテルだけ自分で探す場合はトリップアドバイザーを使う
ホテルにはパークビュールームなどがあるがパークビューといっても前の小さな公園なので
ランクは気にせずに泊まればよい ホテル裏の飲み屋街が見えても面白い


出発するバスの窓からホテルの女性従業員に投げキッスをしたら笑い転げてくれた




送迎条件の土産物屋に(嫌々)寄って桃園空港に到着
前にロンドンからの帰りに寄った松山空港は狭い感じがしたが
新しい広いスペースの空港だ

桃園空港






空港の本屋は日本の女性向けファッション雑誌があふれている
旅行保険屋さんが何件かあるが大体漢字でわかる

空港保険屋






帰りの飛行機はB-747ジャンボでアメニティが完備
映画は最近のが中国語・英語・日本語で見られた

中華航空ジャンボ




フライト予告







機内食で軽い中華風ランチが出た
毎回これも一つの楽しみであるがやはり美味しかった

機内食ジャンボ






関空に降り立ったときはアナウンスが日本語だった
人が多いこと以外はあまり桃園空港とは違わない




台湾に入国したことは初めてだがもう一度ゆったりと行ってみたい
2回行ったタイもあちこちと行きたいと思ったが
この台湾も秋冬にもう一度ゆっくりと訪れたいと思った



一番よかったことはこれまで苦手だった乗合バスに乗れたことだ

最初の海外旅行はシドニーだったが乗合バスに乗り失敗した
降り方と訛りのきつい言葉がわからず郊外に行ってしまった
タイではもちろんあの独特のタイ語がわからないので乗れなかった



地元の人が普通に乗っているバスに普通に乗れると言うことは
日本の田舎をふらりと旅行しているのと同じような雰囲気が味わえる
もちろん鉄道は何処でも英語表記があるので余り困らないのだが



台湾は所得も高く若い人の教育も充実している
多くの高等専門的な学校があって学生も多い
当然日本語をとっている学生も多くいるという

さすがに郊外の普通の店では日本語よりも片言の英語の方が通じる
鉄道駅や観光施設そして憲兵隊(警察)は日本語で聞いても大体わかる






関空で飛行機を降りるときに無意識に出た言葉が二つ
シェーシェー(謝々)! ツァイチェン(再見)!






Nikon COOLPIX P300

参考:タイペイナビ http://www.taipeinavi.com/










2011年8月 台北へ行く Ⅴ

2011年09月10日 | Weblog

基から普通電車で40分ほどで松山駅に着く

九扮から基までのバス代51元松山までの鉄道32元
行きと帰りは合計8元しか違わずどの方法でも交通費は安い


今日の最後の行事である夜市散歩
松山駅南口を出て右へ徒歩5分の饒河街夜市へ行く(表紙写真)


饒河街夜市の入り口右側にお宮があり仕事帰りの人がお参りしていた

松山のお宮






いよいよ饒河街夜市へ

夜店1






特によく目立ったのは果物屋とジュース屋だ

果物屋





ピーマンの左側は多分パパイヤ

パパイヤ






グアバ屋さんが結構多くあった

グァバ






お釈迦さんの頭の形に似たシャカトウ

シャカトウ






暑いところなのかジュース屋が次々とあった

ジュース屋






グァバやミニトマトに蜜をかけて売っている

蜜付きグァバ






これは大人向きのお茶・ドリンク屋

お茶ドリンク




いろいろな食べ物やが並び排骨スープ屋に入る

排骨スープ屋







これが排骨スープでクコの実などが入り薬膳風で美味しい(60元)

排骨スープ






隣の店の白菜と豚肉入りのお好み焼き風が欲しいと言うと隣に注文してくれた
此処の店の人は「おいしい」という日本語を覚えて盛んに呼び込みに使っていた

お好み焼き風







臭豆腐屋がたくさんあって臭いを撒いていた
ちょっと無理な感じなので次回台湾に訪れたときに食べよう

臭豆腐屋




臭豆腐屋2






ネイルアート屋も結構多くある
おばさんだけど上手に出来るのかなあ

ネイルアート






その他多くの総菜屋や食べ物屋がある
大体は店の売り物と看板の漢字で判断出来る

イカ焼き






屋台1






お菓子屋






総菜屋







総菜屋2






春巻き屋







手巻寿司






夜市を通り抜けた頃に雨が降り出した
往復するつもりだったが満腹で疲れたのでホテルへ帰ることにする

夜市を出たところの商店の女将さん(40代)にMRTの駅があるかと聞いた
彼女は手振りでちょっと待ってと言い数件先の日本語を話せる人(50くらい)を呼んでくれた
MRTは無いが中山駅へのバス乗り場とバス番号を教えてくれた




このバスがくせ者で運ちゃんは日本語が全くわからない
しかし車内のバスの路線図で停留所の数を数えながら
何回もバス停の日本語を見ていると自然にわかってきて
無事ホテル前の森林公園口に行けた




珈琲を飲みたくてホテルの近所を探したら飲み屋街近くに喫茶店があった
この辺りの飲み屋街は高級そうで日本人商社員らしい人が次々タクシーで乗り付けていた
金曜の夜で未だこれから出勤するクラブホステスさんも多くいた
この喫茶店も日本の古い昔の学生時代によく行った様な喫茶店で
ちょっと日本の昔の風景を見ているような気分になった


喫茶店は軽食も出来る様で仕事帰りの人が鍋のような物を食べている
此処のママも日本語が出来て珈琲の種類を聞くとブルマンブレンドを勧めてくれた

ブルマン






ケーキはないかと聞くと1種類しか無くそれがしっとり風味のカステラであった

カステラ






食後の運動の後スリル満点のバス搭乗(急発進・フルスピード・急停車)
そして懐かしい(昔の大坂キタの繁華街の様な)風景を見ながらの珈琲
不思議と疲れが霧散して束の間の昭和日本の立体動画を満喫した






to be continued(明日は最終日)

Nikon COOLPIX P300






2011年8月 台北へ行く Ⅳ

2011年09月06日 | Weblog

表紙写真は台湾北部の基(キールン)港に停泊する豪華客船



これから延々と台北2日目午後に行った九扮の店舗紹介をする


パイナップルクッキー屋

九扮パインクッキー






えびせん屋

九扮えびせん






コンニャク屋

九扮こんにゃく






ジャコのトウガラシ搦め煮屋

九扮じゃこ






たこ焼き屋

九扮たこやき






岩おこし屋

九扮岩おこし






大きな曲がり角を九扮銀座と名付けました

九扮銀座






クロネコヤマトもあります

九扮宅急便






上海でも有名な工芸花茶

九扮花茶







黒糖冬瓜茶

九扮冬瓜茶






ガラス細工

九扮ガラス






可愛いサンダル屋

九扮つっかけ






下駄・草履屋

九扮下駄






京劇の飾りもの屋

九扮三国志






可愛い獅子舞

九扮獅子舞






ガラスの小鳥細工屋

九扮小鳥






下手な実演付き陶器笛屋

九扮陶器笛






最後にまともに見える筆屋

九扮筆屋







イヤと言うほど店を見て疲労困憊しながら廻り尽くして基行きのバスを待つ

九扮バス停






湊町の基では夏休み中なのか小学生連れが多くいた

基港






仕事帰りのバイクの若者達はこれから金曜の夜を過ごす

基のお宮






疲れ果てボォーとしてたので基駅の写真はないが
基から台鉄の普通電車に乗って台北の一つ手前の松山へ行く

基駅は大きな駅でここから出る電車は全て台北行きだと
駅にある憲兵隊の詰め所で若い軍人風の憲兵がにこやかに教えてくれた






to be continued

Nikon COOLPIX P300






2011年8月 台北へ行く Ⅲ

2011年09月05日 | Weblog

台北2日目午後はMRTと台湾鉄道そして乗合バスで九扮へ行く


MRT中山駅から台北車庫へ行き台鉄に乗り換える
紙に「台北~瑞芳 自強号」と書いて切符売り場に出す
すると一番近い時刻を紙に書いて76元の特急券を販売してくれた
漢字と英語と日本語そして謝謝(シェーシェー)で何でもOKだ

台鉄特急券






ホームに降りて自強号に乗るとディーゼルの客車だった
40分程で瑞芳に到着したが途中で指定席に客が来た
切符をよく見ると八堵(Badu)前途無席とあった
八堵までしか席はなかったのだが日本人だと言うことで売ってくれたのだろう
よく見ると普通乗車券で空いている席に乗っている人も結構いたようだ


瑞芳駅を発車していく自強号

台鉄自強号






瑞芳からバスに乗る時に又も右側通行を忘れて反対側で待ちとまどう
バスに乗ると坂道を飛ばしに飛ばして15分ほどで九扮に着いた(バス代15元)
バス停横に展望台があり台湾北東部の海岸が美しい

九扮からの海1







街の入り口は団体中心の観光客でごった返している
日本人はもちろん白人と中国人そして台湾人の団体もいる

九扮入り口






九扮は水平沿いの道が2本並行して走りその間を坂道でつないでいる

九扮階段1





その狭い坂道を多くの団体が通る時はすごい混雑になる

九扮階段2






ある坂道では小学生の遠足に出会った
漢字から推測すると学習塾の遠足のようだ

九扮階段3






急な山にへばりつくようにいくつかのホテルと多くの民宿が立ち並んでいる
民宿の定義は余り日本と変わらないような気がする

九扮階段







バスを降りて展望台で景色を見てしばらく休憩した後に
いよいよこの狭い路地にひしめく九扮の店々に突入した






to be continued

Nikon COOLPIX P300







2011年8月 台北へ行く Ⅱ

2011年09月04日 | Weblog

台北2日目は朝からMRTと乗合バスで故宮博物院へ行く


ホテルを出て西へ8分くらいのMRT中山駅へ向かう
前に日本人のビジネスマン風の二人連れが行くが
早くに右折したので真っ直ぐに交差点を越えて歩く
駅が見えないので料理屋のチラシ配りの人に地図を見せて聞く

彼は「あなたが来た方のあの緑の点滅する物を知っているか」と日本語で言う
私 「信号」というのだが
彼 あれの二つ目をレフトへ曲がり少し行くと駅だ
私 謝々!サンキュー!ありがと!

そういえば...ホテルのスタッフに日本語は第2外国語で習ったと聞いた


MRTの駅は都心では地下鉄なので直ぐにわかった
切符は士林まで20元(1元=2.72円)で
プラスチックの(ICチップ入り)コイン状でトークンと言う
これを入場時は日本のイコカのようにかざすと入場できる
退場時はコイン入れに入れるとOKだった


10分足らずで士林駅(郊外の駅は高架)につく
余計なまねはせず流れに従うと直ぐにバス停があった
市内の近いところだとバス代は15元でとても安い

士林バス停






バスの系統図は漢字で日本人にも分かりやすく故宮行きが3系統有った
バスには系統ナンバーがあるので間違えずに乗れる
先払いと後払いがあるがお金を見せると手振りで教えてくれた

士林駅前交差点






昼間も通りの店を見ているとなかなか個性があり面白い

通りの店






東西の道路だったが大きい通りは片側4車線有る
ただ右側通行なので乗り降りの方向を間違えやすい
バイクの数が圧倒的に多くバス停と歩道の間を平気でとばすので要注意だ

4車線の道路






故宮博物院バス停には観光客用に立派な石柱があった

故宮博物院バス停前





博物院へ続く通路には立派な灰皿がある

故宮博物院灰皿






石の階段の遙か上に歴史的なデザインの博物院の第一展示場があった

故宮博物院1




この日は金曜だったが外国人や台湾人のツアー客でごった返していた
「翠玉白菜」などがある玉石の彫刻芸術展と各王朝の中国歴代陶磁器展とを見た

日本語で説明を聞く機器を借りるときもリュックを預けるときも日本語で通じた
分かりやすい漢字表記と日本語OKなので展示もとても分かりやすかった
ただ博物院の中は強力に冷房が効いていて長時間の見学には要注意である

外に出ると階段の横のアクリル板の裏はバスやタクシーの乗降場で直ぐに扉があった

故宮博物院2






横の事務棟・文献資料棟の第二展示場をバックに記念撮影をする

故宮博物院資料館







何人かの夏休み中の現地の大学生と一緒になったが
ここでも乗換方法を聞くと日本語でMRTへ行けと教えてくれた
彼女たちも学校で習ったそうだが女性向けファッション雑誌はほぼ日本の翻訳だ

私たちの年代は使いもしないドイツ語が第2外国語だった
このときだけは世界で一番人口の多い中国の公用語を第2外国語に指定すべきだと思った


ホテルの朝食を食べ過ぎたので昼食抜きでMRTに乗る
午後は台湾鉄道とバスを乗り継いで九扮へ行く予定だ






to be continued

Nikon COOLPIX P300