虫のメガネ

虫はモノがハッキリと見える訳ではなく動くエサや敵が見えるだけ 虫に眼鏡をかけて... 少し視点を変え日常を眺めてみました

2011年7月 高山へ行くⅣ

2011年07月29日 | Weblog

高山へはバスばかりだったので駅前は初めてだ

ゆっくりと列車を待つのは外人が多い
切符売り場の人も英語で達者な受け答えをしている

駅前








駅前の広場には数種のあじさい類の植えこみがある

駅前花2







これもあじさいの仲間か夏らしい美しい花だ

駅前花2







1時間近く待って美濃太田行きの列車に乗る
地方を鈍行で巡るのも旅の楽しみの一つだ

旅行







2時間近く乗って下呂に到着し銭湯に入る

下呂の銭湯







風呂代350円也で綺麗にしてあったが源泉にこだわり過ぎて
湯量が少なく浴槽の中とくに底の方は綺麗ではなかった
源泉が薄まって半分でも良いので湯全体を綺麗にすればと思う
今度来るときはもっと大きい宿のゆったりとした浴槽に入りたい




銭湯の前に食堂があった
ラムネ屋という面白い民宿の食堂に入る

下呂の食堂








ここで味噌カツ丼をたのんだがこれまでの何処よりも美味しい味噌カツ丼であった

味噌カツ丼







満腹になり川にかかる大きな橋へ行く

この川の河原にも露天風呂があるが脱衣場も何もなく橋からは丸見えだが
男一人ならここに入った方が野趣があり面白そうだった(表写真)

長男が子供の頃ここに来たときは彼は独り河原に下りこの露天に入ったものだ






一人旅はずっといろいろなことを考える
普段は考え及びもしないことを想像したり懐かしいことを想い出したりする
物書きの人が一人旅で構想を練ったりすることもあり得るなとも思う




また何処か手軽なところで良いから一人で旅したいそんな気になる




高山へ行く -終-

Nikon COOLPIX P300







2011年7月 高山へ行くⅢ

2011年07月28日 | Weblog

Jホッパーフロント係の日本人高山市民のお姉ちゃんが面白い人だった

オーストラリアの大学生の時日本人のワーホリの人が住んでいるハウスにいた
理科系が苦手だったのでワーホリの人によく勉強を教えて貰った

向こうで免許を取りオフロードバイクでオーストラリア中を回った
ある時日本人のオフロードバイカーの男性とめぐり会い恋に落ちた
日本に帰り結婚することになりその男性が静岡の会社を辞め高山で就職してくれた
オーストラリアで挙式するため両親の旅費を稼ぎ計6人でオーストラリアへ行った

長年オーストラリアで鍛えた語学力を発揮して外国から来るゲストの世話をしている
子供が生まれたら親子でオーストラリアをツーリングしたいと思う

こんな事を楽しそうに話し一人旅の私を楽しませてくれた






次の日は朝市へ行こうと7時に宿を出て陣屋へと向かった
陣屋前の朝市は元気なおばちゃん達が接客のエンジンをかけ始めていた




陣屋近くのなかばしの水場

なかばし1






宮川朝市へ行くとこちらはもう少し多くの人がいて元気な声が響く

団子屋のオヤジさんが味のある顔だったので団子も味があるだろうと1本買う

宮川朝市1






これはいかにも近くの農家のオカはん!からズッキーニを買う
出荷規格とは別の大中小という売り方でラバウルのマーケットを思いだした

宮川朝市3






百メートル程の市が終わり回れ右で向きを変えると通りは違った風景になる

飛騨名物の赤カブ漬けの味見をしたら結構旨いのでこれも買う


元気の良い呼び声でアイスクリームを売る高校生の屋台がある

‘君らは農業科の生徒か’‘商業部です’
‘オッちゃんは京都で農業指導員をしてるからてっきり農業科と思うた’

彼女たちは飛騨高山高校商業研究部の生徒で先生と販売実習をしていたのだ

‘アイスクリームどうですかァー’‘どんなのがあるの’
‘紅茶味と宿儺(すくな)かぼちゃ味です’‘どっちが美味しいの’
‘どちらも美味しい’‘君はどちらが好き’‘紅茶味でーす’‘私はカボチャ味でーす’
‘じゃ紅茶味頂戴’と言うとカボチャの君は‘エ~!’と絶叫してズッコケた

写真撮ろうというと先生が遠慮したので先生も一緒に!と無理に写って貰った

宮川朝市4






楽しくなり始めた朝市を後にし交番から少し南の喫茶店に入った
此処は地元のおばあちゃんが二人モーニングを注文していた

お店4







ホット頂戴と言って先ほど朝市で買ったアイスクリームを食べさせて貰う
とても美味しくカボチャ味も買っておけばよかったと後悔する

宮川朝市5






この店のインテリアはなかなかシンプルで特にカウンターが素晴らしい

お店6






ママに櫻山八幡宮の大祭DVD大上映会の話をしたが八幡宮の氏子とは違うので興味なさそうだった
30年に一度の櫻山八幡宮式年大祭には日枝(ひえ)神社の氏子としてママも行列参加した

交番前の通りから北側が櫻山八幡宮の氏子で南側は日枝(ひえ)神社の氏子ですと言う

高山祭は日枝神社の春の山王祭(4月14・15日)と、桜山八幡宮の秋の八幡祭(10月9・10 日)
の総称で此処のママは当然のように地元日枝神社の春の山王祭が素晴らしいと言った








今回の高山では当初目的の美術館へは結局は行かなかったが地元の人達のおかげで旅行気分を満喫できた

一人旅の寂しい旅愁を感じながらの城跡巡りと特別に見せていただいた櫻山八幡宮式年大祭DVD鑑賞会
地元の人々との楽しいおしゃべりを満喫できたゲストハウスのお姉ちゃんや元気印の朝市の高校生
そして喫茶店のママが話してくれた高山市の二大神社の祭典と通りで区切られた氏子の縄張りのこと等々




高山の街に来るのは三度目だが何回でも見飽きない綺麗に保存された多くの店舗がある

お店1






お店2






これは鍛冶屋だ

お店3








お店7






懐かしいブリキのパネルがある散髪屋の駐車場

お店9










日が高くなり気温も上がってきたので下呂温泉に行こうと高山駅へ向かった




to be continued

Nikon COOLPIX P300







2011年7月 高山へ行くⅡ

2011年07月25日 | Weblog

夜行高速バスで松本に出て電車・バスで乗鞍高原へ行き
2時間半歩いて乗鞍肩の小屋に宿泊するはずであった
しかし台風6号の様子見をしている間にバスが満員になり
急遽金曜の朝のバスで高山に行き小さな美術館巡りに変更した

高山について市役所で案内書を貰って眺めるうちに
北山公園を巡った後街を南に下り高山城址に行こうと考えた
本来は乗鞍に登るはずだったので少しは歩いてみたかったのだ


地図を見ながら登っていくと搦め手からの道があり
70才くらいの男性が登山用の杖ですごいスピードで登って行く

高山城址2






負けじと登り始めたがとても静かな山道であったのでゆったりと味わいながら登る

高山城址3








一汗かいた頃に美しく整地された本丸址(表紙写真)に出しばし城跡に佇み古を偲ぶ






そして旧高山町役場へと下る

旧町役場






また少し西へ下ると朱色の「なかばし」がある

なかばし1






ここから上流を望むと静かな流れが見られる

なかばし3







陣屋前を通り駅へ歩いていくと郵便局の向かいに今夜の宿Jホッパーがあった

Jホッパー9






外国のゲストハウス風に作ったというJホッパーは綺麗で気持ちの良い宿であった

Jホッパー8




Jホッパー7






部屋は2段ベッドが三対あり上下シーツと枕カバーを貰って入る

Jホッパー3






外人にも日本人にも分かりやすい説明が吊ってある

Jホッパー4




Jホッパー2




トイレはゆったりと座れる大きなウォシュレットがあり清潔に掃除してある

Jホッパー5






恐れていた小汚い宿とは大違いで早速シャワーを使い夕食に出た






外人向けの「よい店」案内を見ないで出たので結局村さ来にはいりビールを飲む

夕暮れ1






ちょっぴり寂しいほろ酔い気分で友人にメールを送り居酒屋を出て八幡の方へと歩く

夕暮れの街1






櫻山八幡の信者会館へ行き氏子さんに紛れて
5月に催された大祭の記録DVDを見させて貰った

役員の方々や氏子さん達の苦労と30年ぶりの大祭を迎えた喜び
そして達成感が画面から伝わってくるすばらしい記録であった

夜の櫻山八幡






喜びを分けていただいてほっこりとした気分で夜の街を宿へと向かった

夜の街通り


Jホッパー1





to be continued

Nikon COOLPIX P300







2011年7月 高山へ行くⅠ

2011年07月24日 | Weblog

7月22日(金)新大阪8:00発のバスで高山へ行く


午後1時半頃に高山市役所前のホテル前に到着
東の川に向かって歩く

高山西小学校前の桜並木は歴史を感じさせる古木だ

街路樹






市役所で貰った案内地図を見て櫻山八幡へ行く

櫻山八幡1






街の其処此処に今晩櫻山八幡の30年ぶりの式年大祭記録DVD上映会チラシがある

櫻山八幡






五世紀に出来た神社だという境内は地元の氏子により綺麗に保たれている
境内の樹木も古木で神々しいものである

櫻山八幡2






天正時代に金森氏が鮎崎城に本陣を構え飛騨の三木氏を討ったとある
その鮎崎城跡が北山公園になり墓地や展望台になっており近くにホテルもある

城跡

北山公園城跡






公園

北山公園3 5




高山の町を望む

北山公園から






近くのホテル横に有名な枝垂れ櫻があったが葉の季節も良いものだ

枝垂れ桜






ここから周遊コースを経て高山獅子会館へと下る

ここでもおなじみの虫達が出迎えてくれた

カノコガ

北山公園虫1







コミスジの雌

北山公園虫2







ベニシジミ

北山公園虫3







下りの道際に2体のお地蔵様が鎮座されていた

北山公園地蔵






通りに出てここからもう一つの目的地高山城址に向かう

to be continued

Nikon COOLPIX P300








2011年7月 梅雨の盛り

2011年07月06日 | Weblog

7月6日(水)前線が少し南へ下がり朝から涼しい


今日も昼食後2.3kmコースを散歩する
曇り空でまあ快適な散歩だ


天井川の堤防ではノカンゾウのような花が咲いている


クモも巣を作っているが何か変な形だ
クモはこの時期に観察したことがないので撮影する

蜘蛛の巣






堤防沿いの1m幅の道路でツマグロヒョウモン蝶がいた
地表に止まらせた雌の熟蝶に雄が求愛している場面であった
仲の良いところを見るのは人でも虫でもいいものだ

蝶の求愛






いよいよ夏の虫達の季節がやってきたのかもしれない
綺麗な草花にも蜘蛛の巣の糸が見られるようになった

綺麗な雑草






暑い季節で疲労感がつきまとうが少し目を凝らせると
心がゆるりと癒されるシーンが其処此処に見いだせる







Nikon COOLPIX P300