ポコ・ア・ポコ~考古学・地質学の部

近年の興味関心のある考古学・地質学に関する内容のMy記憶の記録です。

Myアンモナイト(1/2)~化石採集の思い出

2018年09月10日 | 地質学に関すること

ササヤカで、お金のかからないコレクションとして、アンモナイトの
化石を何点か持っています。自分で採集したものもありますが、多く
親戚や知人・友人  からもらい、宝物のように持ってきたものです。

  
 ➊ 羽幌産のアンモナイト。羽幌の家内の叔父からもらったものです。
海岸にあったもので、フジツボや海の生物などが付着しています。きれ
いにクリーニングされた中央部の渦巻きは、人為的に加工されたもので
   実際のものと異なります。厚18.0cm、30.8×43.5cm、重さ;32.5Kg

  北海道は、アンモナイトの産地ですが、特定の場所でしか産出しません
  場所は、北海道の宗谷~中央部~浦河と根室付近に限定されています

アンモナイト産地

  
 ➋ このアンモナイトは、原型通り!化石になった感じで、丸みがあります。
流水で相当浸食されていますが、菊花文様の縫合線がよく見えます。中央
部がクリーニングされていないのは、周りの岩質と化石の石灰化の状態か
  ら分離させることが難しいから。 厚10.2cm、13.1×19.6、重さ;5.7Kg
   化石採集の思い出昔、学術研究を目的に、学友と2人で中川町のある沢に入
  り調査・採集したときの話です。その沢は、道路の付いていなく、人家のない山
   奥にあります。旭川から中川駅まで列車で行き、そこから奥地の営林署事務所
  まで行くトラックに巡り合い(ま、ヒッチハイク)、乗せてもらいまいました。
その事務所で1泊させてもらい、翌日、4時間かけて山越えして目的の沢へ。
 その沢は、アンモナイトやイノセラムス、二枚貝などの化石がゴロゴロあり、
別世界です。その時の感動は、今も鮮明に覚えています。   (下記に続く)

 
 
 ❸ やや扁平したアンモナイトです。大きさとしてはまあまあ
 ですが、貝殻の石灰質がきれいに固まっていなく、ボソボソ感
   でモロイ感じです。厚9.5cm、18.5×31.0cm、重さ;9.8Kg。

  (続)沢近くにキャンプを張り3日間いました。方位と距離を基にルートmap
  をつくり、どの場所にどんな種類の化石があるか記録し、標本を採集します。
アンモナイトを始め二枚貝等、大小さまざまな化石を沢山採集しました。
しかし、帰りのことを考えなくてはなりません。できるだけハンマーとタ
ガネで不要な岩を落としても、石の重さはちょっとかさばるすぐ重くなり
  ます。例えば、小振りの❷の厚10.2cm、13.1×19.6の化石を持ってくる
だけでも、重さ;5.7Kgになります。再度4時間かけてあのケモノ道みたい
なアップダウンのある山を越え元の事務所まで戻らなくてはなりません。

持ってきたもので減ったものは、食糧ぐらいです。大小いくつかのハン

 マーやタガネも結構重いものです。リックの総重量はどのくらいになった
のか
計っていませんが、30Kg以上はあったのでないかと思います。少し
  無謀な調査隊!でしたが、これも、若かりしの楽しい思い出になりました。


;現在は、採集規制の沢が多くあると思いますので要注意です。



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