あの地震から1年が経ちました。
あっという間に1年が経ってしまいました。
去年の今頃は、会社からの帰り道を人の波にまぎれてひたすら歩いていました。
都内の仕事場から我が家まで、5時間をかけて歩いて帰りました。
3日間は、電車も止まってしまって身動きとれず、
ちぃちゃんも学校が休みに入っていたので、一人にするのも心配で、
会社にお願いしてお休みをもらいました。
うちの近隣では、お米も水も手に入らない状態で、
停電の予告に心配し、潤沢とは言えない小売店の食糧の少なさに心配し、
被災された方々とは比べられないのですが、
それでも、地震の影響は感じずにいられませんでした。
1年が経ち、被災動物に目を向ける記事なども増えてきました。
ちぃちゃんは、そんな記事を見ると、
『ちまたんは、地震を知らずに産まれて幸せだね』
と言います。5月産まれのちまたんは、地震を知らないのです。
ちぃちゃんの服の中のちまたん
私に出来る事は何なのか?
義援金に賛同する。子供たちに本を送る。動物達のために寄付をする……。
応援するための方法は沢山ありますが、
自分の限界を知る事も沢山あります。
自分の出来る事を探すのは、なかなか大変なことです。
今も、被災動物の保護をし、里親さんや、一時預かりさんを探していらっしゃる方々もいらっしゃいます。
気持ちが動いた事もありましたが、
怖い思いをしてきた子、人間を知らずに育ってきた子にお留守番をさせる勇気はありませんでした。
いつもそばにいて見守る事ができないのは、自分で不安を感じてしまうかな、と……。
被災された飼い主さんにとっても、動物達にとっても、
逗留先がわかって、普通の暮らしができれば、とても安心されるのだろうとはわかっていますが、
猫との生活初心者の私には荷が重く感じてしまうのです。
もし、いろいろな面でゆとりのある方がいらっしゃったら……
被災動物達との生活を考えていただけたらとてもうれしいです。
私も、これからも自分の出来る事を探して行きたいと思います。