ＪＡＸＡの産業連携活動についての講演を聴いて

おはようございます。ケーイー・ソリューションズ（株）の岡島芳明です。

先週の金曜日、北関東産官学研究会の総会に出席して、ＪＡＸＡの産業連携センター
　福田義也産業推進室長の講演を聴きましたので紹介します。


▲北関東産官学研究会総会の様子（6月3日）＿根津会長挨拶

一時間半にわたるＪＡＸＡの活動紹介の講演でした。
講演テーマは、航空・宇宙開発の現状と展望について（ＪＡＸＡの産業連携活動）
でした。
アジェンダは
１．宇宙開発とは？！
２．日本の宇宙産業の分野と現状
３．宇宙産業連携プログラム
４．ＪＡＸＡ知的財産の利用にあたり
５．ＪＡＸＡとの連携方法について
６．宇宙航空産業への参入に必要となる認証資格
でした。

・宇宙航空産業は、広義に見ると7兆円産業の規模である。
その中の、宇宙機器産業は２，６００億円。宇宙利用サービス産業が７，５００億円
の規模である。

・民間産業への連携の課題は、宇宙航空気技術は特殊な技術が多くコストやその他の要因で
民間への転用がしにくいところがある。
ただ、一部民間産業に転用された物もある。たとえば、ロケットの断熱塗料の住宅断熱への
応用や、缶酎ハイの製缶技術転用（ダイヤカット缶）等。

・宇宙航空産業は、系列化されており異業種からの参入のハードルはかなり高い。
また、ＩＳＯ９００１、１４００１、ＪＩＳＱ９１００、ＮＡＤＣＡＰ等の認証取得が求められ
コストがかかる。

・ＪＡＸＡとしては門戸を広げているので、参入にあたってはＪＡＸＡへ相談することを
　推奨している。