極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

エヴェレスト 神々の山嶺 (2016) 122分

2017-03-29 19:55:50 | 日本映画(DVD・TV)
エヴェレスト 神々の山嶺 通常版 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店



 1993年、ネパールの首都カトマンドゥ。山岳カメラマンの深町誠は、参加した日本のエヴェレスト遠征隊が2人の犠牲者を出して中止に追い込まれ、写真集の計画も白紙となってしまい途方に暮れる。失意の中、ふと立ち寄った骨董屋で古いカメラを見つける。それが、1924年にエヴェレスト初登頂に挑んだイギリス人登山家ジョン・マロリーのものかもしれないと気づく。するとそこに2人の男が現われ、そのカメラは自分たちから盗まれたものだと主張し持って行ってしまう。なんと2人組の片方は、数年前に消息を絶った天才クライマー、羽生丈二だった。帰国した深町は羽生の過去を調べ始め、やがて羽生との登山中に命を落とした岸文太郎の妹・涼子と出会う。


WOWOW ★★★


 一昨日、とてもつらく悲しいニュースに衝撃を受けました。7人の高校生と1人の教師が表層雪崩の犠牲となりました。運が悪かったということにしたいですね。学校側の責任まで追求はしたくありません。

 年間何人が事故で亡くなるのでしょう。2015年には遭難事故は2508件、遭難者が3043人、死者行方不明者が335人、負傷者が1151人もいるそうです。ものすごい数字です。この映画の中のセリフでもありましたが「山で死ねたら本望じゃない?」などという言葉は決して吐きたくはありませが、すごくもったいない気がします。

 この作品は過去の「植村直己物語」などとは違ってあくまでもフィクションですが、岡田准一演じる山岳カメラマンも阿部寛演じる天才クライマーも、やはり一般的な常識には欠け・・・だからこそ面白いのでしょうが、ちょっと常人にはわからない感性をしています。

 山の美しさも厳しさもすべて見せてくれますが、やはり私はこういう映画はあまり好きではありません(笑)

 それはやはり、男のロマンって「自分の命をかけてまで?」なんて思う気持ちが大きいからなのでしょうね。どんな世界でも「プロ」は厳しいものですね。

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