![]() | 北斎漫画 [DVD] |
クリエーター情報なし | |
松竹 |
貧しい農家に生まれた、後の葛飾北斎こと鉄蔵は、幼い時に幕府御用達の鏡磨師、中島伊勢の養子となり、絵師の弟子として修業を積むも、不行跡で何人もの師から破門を言い渡され、現在は佐七(後の曲亭馬琴)の家に娘のお栄と共に居候中の身。だが定職にもつかず、毎日ぶらぶらしている彼ら父娘に佐七の女房・お百は不満を抱いていた。そんなある日、鉄蔵は不思議な魔性を持つ若い美女、お直と出会い、興味をそそられるのだが……。
WOWOW ★★★☆
WOWOWで早朝から放送されていましたが、どう考えても早朝から放送するにはふさわしくない作品です(笑)実はこの映画、公開当時映画館で観たんですが、もう30年も経つんですね。
今の邦画ではほとんど女性のヌードが観ることができなくなりました(爆)この映画が公開されていた頃・・・1970年代後半から1980年代にかけてはお茶の間のゴールデンタイムでも普通におっぱいが出てきましたし、映画でも色々な女優さんが「必然性があれば」なんて理由で美しい裸体を晒してくれていました。
この「北斎漫画」ではまだ当時売りだし中の樋口可南子(当時22歳)と田中裕子(当時26歳)が豊満とは程遠い、とてもスレンダーなヌードをずっとさらけ出してくれます(笑)一番最初に早朝にはふさわしくないって書いたのはそういう理由からなんですね。まあ残念なことにまったくいやらしくないからこそ、今でいうR15やPG12などのレイティングも付いていませんが。
で、その内容ももちろん公開当時まだ21歳のガキにはわかるワケもなく、久々に見直したら、やはり大人の童話って感じがしましたね。

この「蛸と海女」という作品を描くことに至るまでが作品のテーマになっていますが、このシーンはなかなか笑えます(笑)よほどこの絵のほうがスケベで淫靡でいやらしいですね。今現在、こうした春画っていうか「わじるし」っていうか、この手の物が普通に本屋さんで立ち読みすることができます。TVや映画などではヌード時代あまり観られなくなりましたが、ある種の「芸術作品」として誰でも観ることができる現在、時代の流れをすごく感じます。ただし、この数ヶ月週刊ポストなどで特集されているものは一応「袋とじ」にはなっていますが(笑)
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