極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

こんにちは、母さん  (2023) 110分

2023-09-03 14:00:37 | 日本映画(映画館)
 会社では人事部長として日々神経をすり減らし、家では別居中の妻や大学生の娘・舞との関係に頭を悩ませる神崎昭夫。ある日、久しぶりに下町の実家を訪れた彼は、ひとりで暮らしている母・福江の様子がいつもと違うことに困惑する。おしゃれをして、イキイキとしている母は、近所の人たちとホームレスを支援するボランティア活動に精を出していた。しかも、そこで知り合った牧師に恋をしていた。それまで知らなかった母の一面に戸惑いを隠せない昭夫だったが…。


 映画館 ★★★☆


 この映画の主人公は向島、隅田川、言問橋、そしてスカイツリーです。物語の前半でスカイツリーが何回出てくることか(笑)その平成のスカイツリーが見下ろす下町の「昭和」のお話です。もちろんお話の舞台は令和の現在なのですが「昭和」と感じるのはそりゃ当然で、キャストで昭和生まれじゃないのは永野芽郁くらいで、ほとんどが昭和の人ばかり。。。監督は今年92歳の山田洋次で、主人公の吉永小百合が78歳、大泉洋が50歳ですし。てか、このあたりに住む人は未だに銭湯に通うのだろうか(笑)

 吉永小百合はもちろん主人公なんだけど、それ以上に主人公は大泉洋でした。どちらかと言えば大泉洋の映画だと思います。大泉洋の娘役の永野芽郁がイマドキの女子大生を演じていて、現在街の中でよく見られるおヘソ丸出しの姿で・・・って、おへそも可愛いんだけど、めちゃ細い(笑)で、おばあちゃん思いのなかなかいい娘役でしたね。

 ホームレス役田中泯のアクションは、相変わらずすごいのですが、東京大空襲の逸話がなくても良かったかなぁと思います。でもまぁ、それは山田洋次監督の「こだわり」なのかもしれません。ちなみに吉永小百合と田中泯は誕生日が3日だけ田中泯がお兄さん(笑)

 山田洋次監督の作品をあといくつ観ることができるのかな。

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