
昭和50年頃にハングライダーが登場したと記憶している。高い山から飛び立って、上昇気流に乗って数千メートルの上空にまで舞い上がる人が出てきた。これぞ私の夢だとばかり勇んだが、子育ての真っ最中だった。事故死でもして一家路頭に迷わすような結末は避けたい。だから、ここでは私の方から近寄らなかった。
いまはパラグライダーが主流で、若者達が高原の斜面を利用して気持ちよさそうに空を舞っている。飛行技術を習得するには20キロはあると思われる装備を担いで斜面を歩いて上らなければならない。いま、もはやその体力はない。空を飛ぶという願望は届かぬ夢となってしまった。
だからこうして、飛翔する水鳥達を追いかける。魂をトリと入れ替えることによって、あたかも自分が自在に飛んでいるような気分に浸れる。寒風が吹き抜ける川べりに座ってはいるが、実は夢中に飛んでいるのだ。果たせなかった若き日の夢はこの他にも沢山ある。しかし、現実を快く受け入れれば、人生は実に愉快だ。三枚目の写真の右上を飛ぶダイサギは実は私なのだ。

カフカか阿部公房の小説を読んでいるような気分になりました。
偉そうですが名文に大拍手
ついにpoloさんはダイサギに変身しましたか。左下は奥様かも・・・
翼を逆Uの字に曲げ大きく羽ばたこうとするダイサギ。行き先は諏訪湖でしょうか。
私は上の裏の写真が好きです。
3年になって、卒業の時のサイン帳に、
「夢を持ちなさい。夢のない人生は寂しい」と書いてもらったのを今も大切に持っています。
潰えてしまった夢もあり、果たせた夢もあるこれまでの長い道のりでしたが、夢は、シャボン玉のように、虹色で、いつもふわりふわりと心のストローから飛び出します。
夢のある生き方のできる幸せは、その先生のプレゼントでした。
空を飛ぶ鳥に夢を託したpoloさん。やっぱり素敵な生き方ですね。
飛翔する鳥とてもいい写真です。
夢を託されていることを知っているような・・・。
悠々と飛ぶダイサギ!ものすごくいい写真ですね。
コサギとダイサギが飛ぶ写真も素晴らしい!!
昔 息子が小さい頃ウルトラマン?でしたか、が、流行っていて風呂敷を肩にかけ首に結んで箪笥の上から何度も何度も飛び降りていたのを思い出しました。
ア~~懐かしい・・・夢よ!もう一度・・・