4665.~学習から探索へ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「調べ学習」(3月28日)
おはようございます。武蔵境教室の西岡です。
社会科の調べ学習に取り組む生徒さん。
教室では、発表や課題提出に備えて下調べをします。
発表や課題の概要が学校の先生からまだ伝えられていない場合は、
学習する地域に関して、生徒さんが最も興味のあるトピック(例えば、その土地の郷土食)について調べて
感想を話し合います。
「こちらでは見たことがないけれど、現地では身近な食材なんだね」
「醤油味かな」
その土地独自の文化に驚いたり、想像を巡らせたり。
初回授業からしばらくは、次の課題についての質問に対して、
「わからない」という返答が多かったのが、徐々に減ってきて、最近は
「次は、もしかしたら地図プリントが配られて、そこに、調べたことを書いて出すんじゃないかなぁって思う」、
との予想も伝えられるようになりました。
その日は予想に合わせ、観光スポットや建物を調べて、地図に名称・説明を書き込んでいきました。
そして1週間後、生徒さんの予想通りとなり、今回の課題も無事提出したそうです。
「食べ物についても書きたかったけれど、地図では(食べ物の特徴などを)表しにくいので、今回は建物について書きました」。
お会いするたびに、生徒さんの新たな面に気付きます。次回の授業も楽しみにしています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
調べ学習の次の課題が予想通りだったとは、すばらしいですね。学校の先生が何を求めていらっしゃるのか、調べ学習のポイントを体得されてきたのでは…。何れにしても、「驚いたり、想像を巡らせたり」、楽しみながら取り組んでいらっしゃることが何よりですね。課題に追われることなく積極的に取り組んで、大いに楽しみましょう。学習から、探索へ。