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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

74.楽しく宿題!(2)

知的障害・発達障害教室の造形リトミック教育研究所

74.楽しく宿題!(2)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。

 宿題を楽しくこなすのにはどうしたらよいでしょうか。具体的な課題を想定して、気楽に考えていきましょう。

 今日は、「算数:筆算」(足し算と引き算)

1)「○○+○○= 」「○○-○○= 」 と、問題が正しく読めているか、確認しましょう。位取りがしっかり意識されていないと、「何十何」と横に読むべき数を、縦に読むような誤りもあります。スイスイ宿題をこなす感覚をつかませるためにも、問題をすらすらと読む学習をさせてみましょう。

  場合によっては、問題を読んだだけで○をあげても良いでしょう。

2)上記と関連させて、問題を書き写す学習をさせてみましょう。筆算の構造を見るという点では、漢字と共通のところがあります。「足される(引かれる)数」「足す(引く)数」、操作の記号(+や-)。それらを見て、読んで、記憶して、再生させてみると、筆算の構造の理解ができているか否かがよくわかります。計算以前のそんなところで躓いていることがあります。

  場合によっては、問題を書き写しただけで○をあげても良いでしょう

3)「筆算の構造の理解」よりも、もっともっと基礎的な機能の確認をすることが必要なこともあります。数字の並びを的確に把握する、位を揃える。マスの中に数字を1つずつ確かに書き込めるためには、視知覚の基礎機能が要求されています。そこで躓きがあるようでしたら、その基礎学習を行いましょう。

  宿題をそんな形にアレンジして行うことも効果的です。お子さんが満足すれば、その学習を宿題にホチキスでとめて、一緒に提出すればよいでしょう。

4)やっとここで、本来の目的である計算です。お子さんにとって可能な量を設定してから行いましょう。決めた何問かは、指を使ってでも、丸を書いてでも、どんな方法を使ってでも一人で行うよう励ましましょう。

  後は、一緒に指を出してあげたり、数えるための丸を書いてあげたり、1問ずつ交代でやったり、できるなら最後まで援助を与えながらやり終えさせましょう。でも、決して無理をさせないことです。



造形リトミック教育研究所
>>ホームページ http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp

なかのひと
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