659.生徒さん方、みなさまへ

659.生徒さん方、みなさまへ
「知的障害児者、発達障害児者　個性と可能性を伸ばす！」： 造形リトミック・発達支援教室 Elephas（エレファース）

　東日本巨大地震から一夜明け、また次の夜を迎えています。
　被害の大きかった地域の皆さまには、心よりお見舞いを申し上げるばかりです。

　しかしその被害の大きさには私などの想像を超えるものがあり、
　具体的には何を申し上げたらよいのか言葉を捜しあぐねている状態です。

　せめて教室のある地域の皆さまに。
　お子さまのご様子はいかがですか？初めて経験するような震度５前後の地震にびっくりされたことでしょう。
　帰路の確保やご家族の帰宅の可否などを、ご家庭でお子さまも一緒になって心配されたことと思います。

　テレビではどのチャンネルも終日、地震関連のニュースが流れています。また、ご家族や周囲の方との話題も専ら地震のことでしょう。

　お子さんにも今の状況を理解できる形で伝えてあげてください。どのお子さんも、
「言ってもわからない」なんてことは決してありません。

　１）まずは、お子さん自身の問題として：
　　・大きく揺れてびっくりしたけど、無事でよかったということ。
　　・今はおさまっているから、だいじょうぶだということ。
　　・また、地震が来ることがあるかもしれないけれど、先生（指導者）の指示に従って落ち着いて行動すれば（具体的に、防災頭巾をかぶる、机の下にもぐる、身をかがめる・・・）だいじょうぶだということ。

　２）東北地方での甚大な被害について：
　　・お子さんが受け入れられる範囲で、説明をしてあげましょう。
　　・恐怖心ばかりを煽らないように、注意しましょう。
　　・しかし何も触れないことは、却って恐怖心を持たせてしまいます。


　これまでになかった最大規模での地震であったため、また原子力発電所の放射性物質漏れの危険性も報じられているため、私たち誰もが大きな不安を持ち、動揺しています。

　しかしその時に、状況が分からずにただただ不安になっているお子さんが門外漢とならないように、話題や関心から置き去りにされないように留意してあげましょう。

　また、すこし緊張を緩和できるように、いつもの生活のペースや楽しみの時間（本を読む、音楽を聴く、好きなものに取り組む・・・）も大切にして時間を共有してあげましょう。

　あさって月曜日からは学校も始まり、いつもの生活となります。お子さんがしっかりとした気持ちをもって活動できるように、あす日曜日の過ごし方の一助となればと思います。


　
造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト　http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール　info@zoukei-rythmique.jp