(俺っちは結婚詐欺師クヒオ大佐だにゃん!甘い言葉で女性をたぶらかしこの釣り糸で釣り上げるのさ。憎めないキャラはどことなく、撮影グッズのこの小猫ちゃんに似ていました)
〈ストーリー〉
米特殊部隊ジェットパイロットのジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。華麗なる経歴と流暢な日本語で次々と女性をおとす彼は、実は名前も経歴もでっちあげの稀代の日本人詐欺師だ。今は弁当屋の女社長・しのぶを夢中にさせているにもかかわらず、博物館のエリート学芸員の春や銀座のホステスまで手を出している。
堺雅人の笑い顔は人の良い役柄があまりにぴったり過ぎてそれだけの人物設定だったらあきが来てしまう私。しかしあくがプラスされれば絶妙な味わいに転化するのです。今回も、付け鼻に片言の日本語で、嘘くさいキャラクターを嘘くさいまま見事に演じていました。ピュアでロマンチスト。虚言、妄想癖を持った男は実に可愛いらしく、騙された女も憎めないクヒオ大佐でした。
知性があって、最初はクヒオを疑いながらも、次第に惹かれていく博物館の学芸員を演じた満島ひかりも若い女性の弱さと強さの両面を現していました。松雪泰子や中村優子らの女優陣ベテランが盛り上げているのは言わずもがなです。
クヒオが何故詐欺師になったかが明らかにされるシーンは、ずっとコメディで見せてきただけにじーんと来ました。辛い生育歴を忘れる為に、少年はいつからか詐欺師となってしまったのか、それとも彼自身夢現の判別がつかなくなってしまったのか・・・
吉田監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」では不可解な部分もあって消化不良気味でしたが、この作品は納得がいきました。
〈ストーリー〉
米特殊部隊ジェットパイロットのジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。華麗なる経歴と流暢な日本語で次々と女性をおとす彼は、実は名前も経歴もでっちあげの稀代の日本人詐欺師だ。今は弁当屋の女社長・しのぶを夢中にさせているにもかかわらず、博物館のエリート学芸員の春や銀座のホステスまで手を出している。
『クヒオ大佐』
堺雅人の笑い顔は人の良い役柄があまりにぴったり過ぎてそれだけの人物設定だったらあきが来てしまう私。しかしあくがプラスされれば絶妙な味わいに転化するのです。今回も、付け鼻に片言の日本語で、嘘くさいキャラクターを嘘くさいまま見事に演じていました。ピュアでロマンチスト。虚言、妄想癖を持った男は実に可愛いらしく、騙された女も憎めないクヒオ大佐でした。
知性があって、最初はクヒオを疑いながらも、次第に惹かれていく博物館の学芸員を演じた満島ひかりも若い女性の弱さと強さの両面を現していました。松雪泰子や中村優子らの女優陣ベテランが盛り上げているのは言わずもがなです。
クヒオが何故詐欺師になったかが明らかにされるシーンは、ずっとコメディで見せてきただけにじーんと来ました。辛い生育歴を忘れる為に、少年はいつからか詐欺師となってしまったのか、それとも彼自身夢現の判別がつかなくなってしまったのか・・・
吉田監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」では不可解な部分もあって消化不良気味でしたが、この作品は納得がいきました。
実は、私も新撰組の頃から彼を見直し始めました。大河の篤姫のお婿さん役はそれ以上に好きですよ。「アフター・スクール」も良かったわよね。最近では「南極料理人」の堺君もなかなか。
>明日以降、ご一緒に~!!!
土日の天気予報が雨なので安心して観賞できそう。
そして、それが繋がっているであろうラストの部分も、見直しました。
そして分かったのは、多分、bambooさんの仰るような
「フィーリング」的な感じかも?と思いました。
結局、彼らは、漫画やテレビニュースの中の登場人物で、
クヒオくんの中に生きているんでしょうね~☆と。
堺雅人は大昔から好きなんですよ~!(新選組!、以前)
だから彼の作品は、いつも楽しみにして見ています☆
では、明日以降、ご一緒に~!!!
特に、最初のイラク戦争の部分が、いまひとつどういう意味か分からないままなんです。
私はクヒオはフィーリングで観賞したような気がします。細かい所が分からずとも、何となく伝わって来たのですよ。私的には「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」はだめでしたが、クヒオは許容範囲内だったのかも(*^_^*)。
>悲しい話でしたよね~実話が元というけれど、
彼は一種の多重人格・病気だったのですよね~。普通に生まれ育てば、あんな事はしなかったでしょう・・・。
miriさんはシリアスにとらえられたようですが、私は悲しいとか腹立たしい気持ちは不思議と湧いてこなかったのです。クヒオは女の敵ですが許せる奴だったの。だからこそ、女たちもクヒオを愛し許したのではないでしょうか?そのあたりを堺が見事に演じたと思いました。
じゃじゃーん、今日「アマデウス」を探せましたよ!ちょうど観たかった映画だったので楽しみです。
>ご無理のありませんように~。
温かい御配慮ありがとうございます
「アマデウス」あると良いですネ!ご無理のありませんように~。
・・・悲しい話でしたよね~実話が元というけれど、
彼は一種の多重人格・病気だったのですよね~。
普通に生まれ育てば、あんな事はしなかったでしょう・・・。
>吉田監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」では
あれもヘンな映画でしたよね~!
まだ発展途上の監督さんでしょうか?
同じ人と知らずに見たのですが、
>この作品は納得がいきました
私は、この作品もちょっと・・・でした。
特に、最初のイラク戦争の部分が、いまひとつどういう意味か分からないままなんです。
また後でネットで色々と読んでみます。今はこういう事が出来て、便利な時代ですネ~。
他に最近の邦画では『大阪ハムレット』『ホノカアボーイ』『苦虫女と百万円』が印象に残っています。
でも、詐欺師ものは結構好きなほうなので、これも気になります。実話をもとにしてるんですか?
結婚詐欺師には見た目的に駄目そうな男が多いといいますしね。