千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

テレビ・ドラマの中の『碁』

2024-02-13 14:59:31 | 日記
 今年の大河ドラマ『光る君へ』では碁盤のあるシーンが今までに1回出てきました。
 碁を打つやんごとなき君達が碁盤を挟んでの会話。
  碁盤は1つの飾り。平安時代の身分の高い人々の1つの教養であったから。。。
 そこまで。。。。

 ところが日曜日のフランスの刑事ものドラマ・シーズン4『アストリッドとラファエル文書係の事件録』
(2024年2月11日放送)の『ゲーム碁』の使い方は哲学的、数学的で、とても面白かったです。
 碁に対する『理解度、想像力』ではフランスの方が上まっている!!!!!!
 
 ショックでもあり、嬉しくもありました。
 40年程前に日本の囲碁の発展の1つの方法に私は『逆輸入』という方法に気づき、目覚めた経緯があります。
 日本で囲碁のような『日本文化』がどんどん希薄になっていく傾向を止めることは出来ない。
 でも、日本は文化を愛でる人々で、その余裕と素養があることは信じていました。
 ただ日本伝統文化より西洋文化に目が行っている大きな流れを変えることは出来ない。。。
 それならば、いつの日か、海外で認められる日本文化が、逆流する日もあるのではと、、
 そんな思いの中で多くの国々を見た後に文化を大切にする『フランス』に絞って『日本の囲碁』の普及をしてきました。

 テレビドラマで、その日がきた事を感じました。
 フランス人が知り、学んだ碁を本当に上手くドラマに入れていました。
 
 ドラマの映像の写真を入れたいところですが著作権問題を考え断念。
 その代わりというか、やはり日本以上に大事にされていると思う『禅』と縁のある色紙の写真を。

 京都 龍安寺の元管長の色紙。
 龍安寺では40年ほど前に梶原武雄九段の囲碁の研究会が行われていました。
 

 
 
 
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