昨日は学生時代にお世話になった大学の研究室に伺いました。
設計中の住宅で、土壁を使うことになっています。
昔のままの住宅を作るのであれば何の問題もないのですが、
断熱や設備、他意匠的な事そしてコスト等いろんなことを考えるとアレンジが必要になります。
ところが納まりとしてどうしたら良いのかという所があって、最近ずっと頭を悩ませていました。
こういう時は「温故知新」が基本です。
歴史的建造物には必ずヒントが存在します。
伝統的手法とその意味が理解できていればアレンジは容易です。
文化財保存修理の専門家で名古屋城の木造復元にも関わっておられる先生に伝統工法における納まりとその意味について教えていただきました。
私の考えていたような工法が明治以降の実例として存在するそうです。
私たちは現代建築を造っていますが、歴史的裏打ちは大切なんだと思います。