今日は十五夜(じゅうごや)。中秋の名月を眺めました。うつくしい月でした。夏の月に比べると、輝きと透明感があってきらきらしています。少しの違いだと思うのですが、その微妙な違いをうつくしいと感じて鑑賞する習慣は日本人ならではの繊細さだと思います。
ところで月といえば、以前に見た『阿弥陀堂だより』(小泉堯史監督)という映画に出てくる十五夜のシーンが忘れられません。阿弥陀堂にススキが1本だけ生けてあって阿弥陀堂の中から見た月とススキの映像です。 緊張感のあるシーンで、これが日本の美しさだなと思いました。
それとあの映画に出てくる阿弥陀堂は映画のために造ったのだそうですが、風景に溶け込んでいて昔からそこにあるようでした。あんな自然な雰囲気のある建物はいいですよね。