ロール白菜

2005年02月28日 | 食・レシピ

 料理のお話。少し前のことですが、実家でもらってきた大量の白菜の消費方法に困りました。漬け物にしたり鍋をしたり、餃子に八宝菜・・・。もう手が尽きたかと思っていました。でもまだありました。ロール白菜!!。ロールキャベツの白菜版です。

 簡単なレシピを。

巻きやすいように白菜の茎の部分を薄く削ぎます。削いだ部分はでみじん切りにして、挽肉、タマネギ等と混ぜ合わせ、つなぎに卵、片栗粉を入れて塩こしょうをして団子にします。この具を白菜で包みます(ロールキャベツのキャベツが白菜になったようなモノです)。これをかつをのだし汁で煮込みます。最後に塩・しょうゆで味付けして、水溶き片栗粉でとろみをつけたらできあがりです。

これが旨かった。スープが絶品なんです。あっさりしているのでお年寄りにも大丈夫だと思います。一度おためし下さい。

 手を尽くしたかと思ったところに出てきた料理がこんなに旨いとは分からないものです。最後まであきらめないでトライする事が大切です。人間追いつめられると思わぬ力を発揮します。


日本らしさ

2005年02月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 日本らしさとは何かということを考えることがあります。日本人は手先が器用だとよく言われます。日本らしさ(日本人の特徴)の一つに、「あるモノを輸入してそれに工夫を凝らして違うモノに仕上げる技術を持っていること」というのがあるのではないでしょうか。

建築の歴史を見てもそれはあてはまると思うんです。例えば京都にあるお寺。寺院建築の原型はすべて中国からの輸入です(極めて大雑把な言い方で専門の先生には怒られるかもしれませんが)。それを日本人の大工の棟梁が細かい所まで工夫を凝らしてあれだけの綺麗な建物に仕上げているのです。そのための道具もいろいろ開発しています。それらのお寺は中国のお寺とはかなり違ったモノになってます。元々の様式は同じかもしれないけれどその完成度の高さにはもの凄い差があるんです。結果として日本独自の様式になっているんです。基本的な原理を考えるのはあまり得意ではないのだけれど、それらにもの凄い工夫を加えて違う物を創り上げるのが日本人なのではないかと思うんです。自動車の世界でもそうだと思いませんか?基本的な原理はヨーロッパ発明されたモノだけれど、日本車にはいろんな工夫が施されています。そういう意味ではトヨタのプリウスなんて極めて日本らしい車だと思います。


繊細さ

2005年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 日本人の特徴に繊細さがあると思います。よく言われるのは日本食の繊細な味付け。少しだけ料亭で食事をいただいたことがあるのです。盛りつけはもちろん凄く綺麗です。味や香りは実に繊細で淡いのですが、その旨さには圧倒されてしまいます。その味にはしっかりとした存在感があるんです。建築も同じだと思うんです。細かいところを一つ一つを繊細に仕上げていくことが、決して出しゃばり過ぎないですがしっかりとした存在感のある空間を創るための重要な要素だと思うんです。


バイリンガル!?

2005年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 大辞林によると「バイリンガル」とは「状況に応じて二つの言語を自由に使う能力をもつこと。また、その人。」とのことです。

 僕は愛知県と岐阜県の仕事が多くてそれぞれの方言で話しています。ネイティブの三河弁と現場の多い岐阜弁には自信(?)があります。そういう意味では立派なバイリンガルです。

現場では土地にあった言葉で話すことによって現場の雰囲気が和むような気がするのです。

岐阜の現場にいるときは「~やて」とか「~やりゃぁ」とか言っています。岡崎・豊田の現場に行けば「~だらぁ」とか「~やりん」とかいう言葉になります。頭の中で意識して使い分けているわけではないのですが現場の職人さんや監督さんの話す言葉に自然に合わせているのです。これってちょっとしたバイリンガルだと思いません?

方言って意識しなくても話す相手によってすっごく強く出ますよね。僕が祖父と電話で話しているのを隣で聞いてた大学時代の友人に「すっごい三河弁だなぁっ」て言われたのを思い出します。

でも、時々ゴッチャになって変な言葉になることもあります。1日で岐阜の現場と愛知県の現場をはしごすると前居た現場の言葉が残ってしまいます。これってホントのバイリンガルの方はどうなんでしょうか?日本語と英語の区別がつかなくなることってあるんでしょうか?