土壁。
名古屋城 本丸御殿の復元に使われたのと同じ土なのだそう。
そうは言っても普通の土です。
良い表情です。
南北朝時代の建物の修理現場です。
目の前の屋根の美しさに圧倒されます。
↑ 床板の裏面には削った跡がはっきりと残っています。
刃こぼれの痕跡もあって、
南北朝時代の職人の息遣いまで感じられます。
建築材料は様々なも新しく生まれています。
そしていろんなメーカーの営業の方が来られます。
信頼できそうなもの、自分の考えに合いそうなものは、
サンプルをしばらく手元にストックしておいて、適所があれば実際に使用します。
塗料のような耐久性などの性能が求められるものの場合は、使う前に自分で実物を確認しながらテストします。
塗りやすさはどうか、塗った時の基材の色や質感はどのように変化するか、においいは、アレルギーは。などなど。
外部用塗料の場合は、これらを外に置いて変化の様子を観察します。
それが曝露(ばくろ)試験です。
メーカーさんが試験結果を公表しているものもあるのですが、
当事務所で普段使う材料に自分で塗ってテストすることによって、感覚的にもたくさんのことが分かります。
紫外線がどんどん強くなるこの時期がテスト開始には最適です。
今回、気になっていたメーカーさんにもサンプルをご協力いただいて試験体を作ってみました。
事務所を訪れた方は一緒に観察してみてください。数年経った試験体も置いてあります。
豊田市駅の近くに私たちが設計させていただきました喫茶店 coffee喜多町喜多琉(きたまち きたる)が1月8日にオープンしました。
限られた敷地の中で空間寸法や動線、設えを丁寧に吟味して、
ゆったりとした時間の流れと広がりを感じられる 落ち着いた空間を提案しています。
工事も担当させていただきましたので、
一つ一つを自分の手で納得いくまで仕上げることができました。
ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。
喜多琉さんでは温度管理をして丁寧にハンドドリップするコーヒーと手作りの焼き菓子、そして五平餅も食べられるので、
木の香り、庭の景色、机やドアの取手の手触りなどと共に五感で楽しんでいただけると嬉しいです。
時間と共に深みを増し、地域の人たちに永く親しまれるカフェになることを願います。
昨日は挙母祭りがおこなわれ、cafeの前を山車が通りました。
写真には写っていないですが、山車からは大量の紙がまかれてまさに紙吹雪。
街中が紙だらけです。
山車の上に乗った人たちの威勢のいい掛け声にこちらもわくわくしてきます。
こういう祭りは、今の時代には起こら(発祥し)ないですよね。
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余談ですが、この写真は子どもが撮りました。
悔しいのですが私の撮ったどのカットよりも構図が優れていたので掲載許可を取っています。
そして一言
「三脚なんか使ってるからだよ」
と。
豊田市駅前で行っているcafeの植栽工事が完了しました。
問い合わせを多くいただいていますので、
ご希望の方には見学していただく機会を設けたいと思っています。
見学をご希望の方は
住所・お名前・ご意見等を記入の上、鈴木光雄建築工房 までご連絡ください。
e-mail : info※suzuki-aa.com (※を@に書き換えてください)
詳細が決まりましたら、あらためてご連絡させていただきます。