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クラフト木楽屋

気楽な 活動日誌

かつて から

2017年01月08日 | 日記
まだ今の活動に手を染めることなど、想像もしていなかった頃。
思えば、あの頃から線対称では無いものが好きで
どこか歪な佇まいの、そしてピカピカとした様子のものよりも
生地のそのままの味わいがわかるようなものが好きで
気がつけば、そういうものばかりが手元に集まっていました。

手の跡が、その気配がわかるようなお盆にお皿
木の実のそのままの形を生かした器。

改めて考えてみると、そういうものばかりに心惹かれていたようで
きっちりかっちりとした作りのものには、とんと縁が無かったということに
ここへきて、今更ながらに気がついて
そうか、そういうことだから手がけるものの何もかもが
どこか不可思議な佇まいのものばかりになってしまうのだ、と
そんなことに至極納得をした次第です、我が事ながら。
人の好みというものは、案外こういうものなのかもしれません。

それとも、こんなに長らく好みが変わらないのは、自分だけなのでしょうか。

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