Full in care, Cow was to become, Me is note.
わかりにくい英語ですね。
音訳すると 古池や かはづ飛び込む 水の音 であります。

散歩で訪問した清澄庭園の一角に松尾芭蕉がここでこの句を詠んだとされる碑があります。

ここ、清澄庭園は大江戸線か半蔵門線の清澄白河駅の裏手になり、現在は都立の公園、150円で入場できます。
紀伊國屋文左衛門の屋敷跡ともいわれていますが、ここまでの庭園を造成させたのは岩崎弥太郎。 社員、ゲスト用の施設だったそうな。
関東大震災の折には私の叔母が逃げ込んで助かったとかを聞いたことがあります。

庭園にはおおきな池があります。 この配置は明治の代表的な回遊式林泉庭園です。

贅を尽くして各地から取り寄せたであろう各地の銘石がごろごろとそして、さりげなく置いてあります。
鉄道もなく、船で運んだんでしょうね。
もっとも鉄道がある今の時代でもトラックだろうけれど。

日本庭園ですから池を中心に据えて、島があります。
日本庭園の池って一か所から全体を見渡せないように作ってあるとか。
ここもその例にもれません。

たくさんの鯉が泳ぎ、でもせっかくの場所ですが蛙、オタマジャクシはいません。
芭蕉のカエルはこの池に飛び込んだのではないかもしれません。
ベンチでしばらく見ていたら上空からサギが水に飛び込んで小魚を咥えていきました。
ここでの生存競争も結構厳しいのかも。

あちらこちらに池に落ちた時の救命具が。
この池に意外と多いのはカメ。
池にある多数の大石の上はカメが甲羅干し中。
このカメ達、でかいの。 鯉に餌をやっているとカメも食べに来ます。
積極的な奴は足もとまで来て陸にあがり、首をのばして、もっとよこせと催促。
たくさん餌をやると感謝したカメは竜宮城へ連れて行ってくれます。
さて、遊び飽きて竜宮城から帰るとそこは別世界。
開けてはいけないといわれていた玉手箱を開けると白い煙とともに
とてつもない金額になっている竜宮城の請求書が...。