がん対策基本法

去年の７月に子宮頸がんと分かってからもうすぐ一年。
兵庫県立がんセンターとのつきあいも一年になる。

入院中から色々と家族ともども院の体制にはえ～～～ってということはたくさんある。病院のスタッフだって一生懸命やってても人も時間もないというのは良く分かるけど。

先週の新聞だっけ、政府ががん治療や患者に対する環境改善について載ってた。
今年４月に施行された「がん対策基本法」も載ってた。

基本計画案で示された主ながん対策の目標は
◆全体目標
・１０年以内に７５歳未満の年齢調整死亡率で２０％減少
・患者・家族の苦痛軽減と療養の質向上
◆個別目標
＜がん医療＞
・５年以内に全拠点病院で放射線・外来抗がん剤療法を実施
・１０年以内に、がんを治療する医師全員が緩和ケアの基本的な知識を習得
＜相談支援体制＞ 支援センター設置
＜がん予防＞ ３年以内に未成年者の喫煙率０％
＜早期発見＞ ５年以内に検診受診率５０％以上

協議会では実際にがん患者団体のメンバーら１８人が加わって議論したみたい。
患者側からは「治療の地域格差をなくしてほしい」という声や
「診断当初からの身体的、精神的な緩和ケア」を求める声が多かったって。

そういえば４月から兵庫県立がんセンターでも「緩和ケアに力を入れます」
みたいなチラシが病院中に張られてる。
確かに先生以外にも看護師が一人担当になり精神的フォローをするようになった。
国から定められてやっと精神的フォローにも乗り出したのかなーって感じだ。
癌の原因や引き金がストレスというなら、医療スタッフや病院側も
なるべくストレスをかけないでほしいし、
カウンセリング的なことも必要だと思う。

それから全然知らなかったけど「がん登録」というのも規定されたって。
生存率とか治療経過調査のために患者の氏名や生年月日や経過も
一元的に記録するんだって。
なんかお前はがん患者だーって国に管理されてるみたいで嫌なの～
まあそれが人のためになる事もあるならいいけど。

気をつけてみてないと知らない間に色々決まってるもんね～