人生の転機？

最近のんびりなのにバタバタしてて一週間も過ぎちゃってる
昨日は久々にクラシックバレエの公演を神戸文化ホールに見に行った。
去年の夏入院するまで通ってたバレエスクールの先輩が誘ってくれた
その先生の出身スクールの発表会！４時間もの長さでビックリした～
その先輩も癌仲間で同じ兵庫県Ｇセンター通院者。
といっても先輩は乳がんで、私より数ヶ月早く発見されたんだけど。

その人とも不思議な縁で、子宮頸がんと分かって入院してから仲良くなった。
私はその頃バレエ始めて２年で、子供の頃からしてる先輩は雲の上って存在だった。
でもバレエの先生が「癌になってる人の方が分かり合える」って先輩を病院に送り込んでくれて。。。
そしたらなんと高校も大学も学部まで同じでビックリそれから時々食事するようになった

先輩は１０歳上で独身、長い間お母さんと脳梗塞のお父さんの介護をしながら仕事もバレエも続けてきた。
癌になって入院の時も一人で全てやってきた人。
病院では若い人でも４０代とかが中心で、子育てや親の介護があったりで大変な人も多かったな～。

そんな先輩は今会社を辞めて通ってるバレエスクールの先生に転身した
放射線治療しながら会社勤めしてたけど、色んなストレスとの闘いで厳しかったみたい。
でもほんとに人生捨てたもんじゃない！（これは失礼かな）ってこのことなんだな～って
それにやっぱ芸は身を助けるなって！
先輩もふと先生と話してる間にそういう話になったみたい。
先輩にとっても癌になったことはものすごい人生の転機になったんだなーって。

先輩と話してて、すごい希望がもてたのと同時に苦い思いもまた出てきちゃった。
同じ癌の人でも、隣の花は超赤いって感情ってありません？
先輩の乳がん手術はリンパ取ってないし、抗がん剤してないから髪はフサフサだし。入院中は「絶対次の発表会も一緒に出ようね！」っていう先輩の言葉も素直に喜んでたけど、浮腫を考えたら恐くて今もバレエ再開できてない現実。

「放射線治療で右胸の辺りが焼けどみたいに変色してたのが最近消えてきたわー」って喜んでたの聞いたら、私のお腹の傷は未だにミミズみたいな赤いケロイド状態か～なんて。
おへその上から恥骨までの長い傷。買ったビキニも着れない。
私自身はそんなの気にしてられるか！って感じだけど
旦那さんには「グロテスクで痛そうで見てられない」って言われるしその方が凹むわ～
それ以前に医者には温泉さえ岩で傷つけないよう細心の注意を！って言われてるのに海やプールなんて恐くていけない、南の島に行きたいのに蚊にも噛まれちゃだめっていうし、もう何なんだ～

そんなしょうもない思いが一瞬バーっとこみ上げてきたけど
そんな気持ちは消え去れ～！ってことで結構切り替え早かったかな♪

できないことより、病気で得たことを素直に喜ぼう
病気にならずに突き進んでても多分鬼のような顔して余裕のない生活だったはず。
今は自分の求めていた生活や人になれるチャンスなんだから。
私の好きな私の状態も最近見えてきた♪
それは結局子供の頃からずーっと変わらない理想像なんだけど。。。
自分の長所が生きるのに邪魔で消そうと躍起になってたのが馬鹿みたい。
それにちょっと気づけただけでもよかった