がん闘病記(子宮頸がん)

子宮頸がんで子宮もリンパも摘出。
日々の気持ちを綴ってみます。

久々の旅行。。。

2007年08月26日 | 遊び
先週金曜日、旦那さんが「月曜休み取れたからどこか行こか~」と帰ってきた。
二人とも毎年お盆休みというのがなかったけど、私が仕事やめて今年初めて「世間は盆休みなんだ~」と気づいた。。

「今から、空いてるかなー」「まずどこ行く?」なんていいながら
お互いネットや地図広げてウゴウゴ調べてた。
旦那さんの愛読書、地ビールの本で福井県に決定!二日目は舞鶴回り
素泊まり4500円に惹かれて海辺の民宿をネットで予約
土曜日、一路福井を目指して出発!

今回の旅は、二人の再確認♪再出発の旅って感じだった。
子宮頸がんの告知から一年が過ぎて、5月の再発騒ぎもひと段落。
やっと二人でこれからの生活を夢見て楽しめるようになった感じ。
それにこれからもきっと元気に生きられるという希望が湧いてきた
二人とも喧嘩なんてしてるのがもったいない感じで一瞬ずつを大事に思いっきり楽しんじゃった

結婚して6年、やっとお互い思いやりが素直に出るようになったのかな~(遅っ
今までは自分のペースを守るのに必死だったのかも。

週末になるとボロボロの地図を広げて「ここ面白そう!行こー」と子供のように目を輝かせる旦那さん。
私はいつも溜まった家事と仕事の勉強に追われてイライラ青い顔。
出かけたら最後、普段趣味と遊びのために全エネルギーを蓄積してる旦那さんは超元気に。。。
進入禁止からが旦那さんの冒険の始まり。
好奇心を抑えられずに可愛い?妻がへばってても「ココで待ってて!ちょっと行ってくるわ~♪」と街でも山の中でも置き去りに。
そして毎回帰りはいい加減にしろ~と喧嘩の嵐。。。

今回は違った。。。
お互いのしたいことやマニアな部分も大満足。
旦那さんの好きな地ビール・地酒  廃墟マニア ひなびてさびれた民宿
私の好きな水のある風景 特に用水路大好き  建築物歴史
そして二人とも大好きなアウトローな路地裏探検  工場見学マニア レトロな建物が満喫できた事。

お酒の旅
地ビール工場で目的の「若狭ビール」をゲット
お土産屋さんに人がいっぱいだったけど、誰もいない工場に二人でウキウキ見学
帰りは高速使わず地道でドライブ。丹波のひっそりした「西山酒造」に立ち寄る。
工場にこっそり忍び入ったら職人さんに見つかった
300mlの小鼓と梅酒、イチゴ酒を売ってもらった。


水のある風景
子供の頃から水が大好きな私。今回は水をいっぱい感じて嬉しかった!
レインボーブリッジで三方五湖ドライブ
私が見たかった水晶浜海岸と水島の海。日本海の厳しい海のイメージ一新!あんなに透き通って色も綺麗なんて
昔の宿場町の「熊川宿」作りこまずに自然に人が住んでる所がGOO
通りを流れる用水路が気に入りじ~っと眺めてた。


ひなびた宿
泊まった宿は目の前が小さな海水浴場。
小さい民宿がチョコチョコ並んでるけどアパートかっていうのもあって面白かった。


路地裏探検で見つけたノウゼンカズラ
宿の路地裏を汗かきながらウロウロ探検。
日本海側じゃなく南側にきた錯覚に陥った風景。好きな花と小屋がお気に入り


レトロな建物

舞鶴のレンガ倉庫博物館に。期待してなかったけどかなり楽しめた!
好きなガウディーの建築パネルもいっぱいあって嬉しかった。
でもそれよりも私達の楽しみは、ちょっとはなれた舞鶴港周辺の元軍用庫。
外見はレトロなレンガ造りの建物だけど、実は戦時中魚雷倉庫だった。
汗だらだらかきながら、今は倉庫にさえ使われてないボロボロの建物の周りをうろうろ。
ちょうど前日にJAZZ祭りがあったらしく、NPOのおじさん達が倉庫で作業してた。「ちょっと中見てもいいよー」と声をかけてもらえて中へ。
すっごくひんやりしててビックリ
ほんとに中も当時のままで、壁に貼り付けられた新聞はなんと昭和43年のもの。
おじさん達が「ここは構造改革から取り残された町だからねー。このまま残ってるんよ。でも、これからこの倉庫をおしゃれな店に改装していく計画なんだ。」って。
私達は「このままがいいのにねー。でも町おこしの為だもんね。」とお別れ。。
確かに舞鶴の町は商店街が大きいのに驚いたけど、今は閉まったシャッターが気になったな~。
小さい街も頑張ってるんだから、地方切捨てはやめてくれ~!


二人のちょっとした旅は終わりました。。。