
【もったい大事】
ものへの感謝を忘れずに、
地球にやさしい江戸のまち
天皇陛下
令和5年3月21日火曜日
「巡る水」ー水循環と社会の発展を考えるー
2・人、社会と「巡る水」─江戸に見る循環型社会の成り立ちと水


とても意味のある講演であったのだろうと想像します。
(一部抜粋です。)
江戸で実現された水循環型社会は、現代の技術によって、新たに息が吹き込まれるのと同時に、私たちが未来に向かう持続可能な社会の発展を考える上で、経済、食糧エネルギー需給、交通輸送、災害対策など様々な視点を私たちに提供してくれています。
気候変動の影響の8割は水を通じて感じられるといわれます。気候変動問題の解決は水問題の解決なしには不可能で、し、その逆も然りです。それでは、この2つの課題解決に私たちはどのようにアプローチしていけばよいでしょうか。そのヒントは水循環にあります。私たちの社会は水が循環する中で、食糧やエネルギーを取り出し、多すぎる水から社会を守り、少なすぎる水を分かち合ってきました。江戸の事例のように、人類はその歴史を通して、自然と共に歩み、災害に対応し、水の恩恵を享受してきたと言えます。こうした事例から学び、水循環全体を