虹パパの日記〜「きれいなおじさんは苦手ですか?」〜

【小説】日の丸恵之助(ひのまる めぐみのすけ)物語〜その34〜

年内いっぱい
辞めるまでは、
飛び込み営業をやらなければならない。

一度話を聴いた「整体院」のお話に興味が湧き、
整体院目がけて飛び込みを続ける恵之助だった。

飛び込み営業
投資の話は、断られて当たり前。
怒れれるのも珍しくない。

でも、

整体院には、
お客さんの方からやってきて、
お金を払ってもらって、なお
「ありがとうございました」
って言ってもらえる〜

「凄いお仕事だ!」と恵之助のお目目は
「死んだ魚の目」からすっかり復活して、
整体師になるためにはどうしたらいいのか?
整体師の仕事とは?
を飛び込んだ先の整体院で聞き回っていたのでした。

飛び込み営業中は、そうやってお話を嬉々として聞かせてもらっていたが、
当然、営業結果が出るはずはなく、営業所では怒鳴られ、怒られ、シュンとなる恵之助。

しかし、そうこうしてやり過ごしているうちに
太川店長から「辞めてもよし。年内いっぱいは頑張れよ」の年内いっぱいが迫っていた。

12月に入り、
「助、あとひと月だな。」と太川店長が言う。
「助、金はあるか?どうせ遊ぶ暇もないから多少お金は貯まっているだろう?」
と、聞く。

「冬休み、カンボジアへ行くぞ!助!」

と、太川店長が言った。

「な、なんで?カンボジア?」
と恵之助は聞き返したが、

「いいから、行くぞー、助!カンボジアへ」
と太川店長の勢いに呑まれて、冬休み男2人で
年越しカンボジア旅行へ行くこととなった。

つづく。

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